トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜10話ネタバレあらすじを感想付きで紹介!

愛するウンタクと生きる決意したシン。

シンと友情を育んだ死神。

前世がシンの妹にそっくりだったサニー。

 

4人の真の関係が徐々に明らかになります。 

トッケビ10話ネタバレあらすじ

「なぜ本名を?

話は終わってないわ」

 

手が触れたせいでサニーの前世を見た死神は呆然と呟きました。

 

「何故…」

 

サニーを見るシンにウンタクが嫉妬します。

 

「あの社長はどういう人だ?」

「見ての通りよ。すっごい美人」

 

動揺する死神にサニーが尋ねました。

 

「本当におかしな人。ろくに電話もしないし本名も教えてくれない。

手を繋いだだけで顔色を変える。ああ分かった。あなた既婚者?」

「違います!」

「ならスパイ?」

「いいえ」

「じゃあ後はアレね。 “死神” 」

「っ」

「冗談よ」

 

死神が小さく呟きます。

 

「そういうあなたは何者ですか」

 

シンにサニーが聞きました。

 

「お兄さん、何故私を見るの?」

「知人と同名なので気になって。漢字は何と書く?」

「漢字じゃなくアルファベット。

SUNNY

「何故私をオラボニと呼ぶ?」

「アンタとかお前とか呼べば良い?」

「この男とはどういう仲だ?」

 

と訊かれ翡翠の指輪を見つめたサニーが「指輪を貰った仲」と答えます。

深刻な顔をした死神は顔を上げこう言いました。

 

「その指輪、一旦預からせてもらえませんか?」

「?」

 

改めて「調査の為、指輪を借りたい」と申し出た死神に、サニーは不審がりながらも従います。

 

「どうぞ」

「すぐお返ししますから」

「結果が出たら教えてね」

 

家に戻った死神が机に向かいました。

 

「掛け軸の人とサニーさんの前世は同じ顔であの女性はシンの妹だ。

彼女はその生まれ変わりか?…分からない。

俺は掛け軸の絵を見た途端泣いた。サニーさんを見た途端泣いた。

何故泣いた? …分からない」

 

死神は、その後ずっと気もそぞろでした。

サラダに唐辛子を山ほどかけても気づきません。

 

見かねたシンが声を掛けます。

 

「気づいてないようだが、そのドレッシングはナシだ」

「…あ」

「指輪を奪ったのか?」

「借りたんだ」

「手が触れて見えた前世で敵同士だったとか?」

「機密だ」

「律儀な奴だ。正体を隠して人間と付き合ってる癖に」

「同じ立場なのによくそこまで言えるな」

「どこが同じだ? 私達の愛は運命だ。…かけ過ぎ」
(豆腐がケチャップに埋もれている)

「っ」

「妹の名もキム・ソンだったから気になって」

「生まれ変わりか?」

「顔が違って生まれれば分からない。私には人間の未来しか視えないから」

「仮に妹だとしてどうする。相手は記憶がないのに」

「ただ知りたいだけだ。安らかなのか愛されて幸せなのか」

「…」

「可愛いかったよ。妹は」

語られた過去

トッケビ10話あらすじ

過去を聞かれたシンは、自分の死が戦ではなく主君によってもたらされたと語ります。

居合わせたウンタクも耳を傾けました。

 

「ある王子が父王の死後生まれた。

身分の低い母親も病で死に年の離れた兄が即位した時、その子の味方は文官のパク・チュンホンだけだった。

以来妙な事が起き始めた。王族が次々と死に、ついには兄王までが死んだ」

「…」

「死因は遺伝による病だとされたが後にその子は知る。全員毒殺されたと」

「…」

「兄王が亡くなる前に言った。

『弟が王になったらそなたの妹を嫁がせ守ってほしい。

正しい道を歩めるよう導いてくれ。あの子を死なせてはならぬ』」

「パクは王族を殺し。その子を王にしたわけか…」

 

 “王になれないなら王を育てれば良い。

民が王にひれ伏しその王が私にひれ伏せば天下は我が物!“

 

計画は完璧でした。幼かったワン・ヨが成長し妃を迎えるまでは。

パクにとって評判の良い上将軍(最高司令官)と妹の存在は邪魔でしたが、先王の遺言はくつがえせず婚礼の日がやってきます。

 

輿に乗った妹ソンは、兄が傍をついて歩くのに気づきました。

可愛がっている癖に素直になれない不器用な兄です。

 

「顔を見せてくれないから“挨拶なしでお嫁にいくのか”と心配しました」

「何ゆえ不器量な顔を見に来たのか自分でも分からぬ」

「大切にして頂いたおかげで心晴れやかに嫁げます。

ところでオラボニ(兄上)、王様はどんなお顔立ちで?」

「人柄より顔立ちが気になるのか?

安心しろ。美しい方だ」

「本当ですか?では私は?

今日の私はキレイですか?」

「不器量だ」

「では王様に嫌われますね」

「もうご覧になった」

「私を? …もしやあの時の…?」

 

実はヨは未来の妃が気になって、内密に屋敷を訪ねていたのです。

自分を見て晴れやかに笑った男が王だと知ったソンは頬を上気させました。

 

「王様は私を見てなんて?」

「不器量だと」

「…不器量な妹に逢いに来て下さいね」

「兄は武臣だ。便りが無い事が無事の知らせだと思え」

「分かっております。安心して下さい。幸せになりますから」

 

微笑む妹にシンは黙りました。

彼の心には不安が大きな影を落としていたのです。

 

王はソンに好意を抱きましたがそれに気づいたパクが釘を刺します。

 

「取るに足らぬ者を強く握ってはいけません。そうすれば相手は死ぬでしょう」

 

ヨは不安を覚えます。

妃を愛していると知られれば、恩師に害されてしまうと。

 

パクはその後も王の意を操り邪魔な臣下の首を次々にはねさせました。

見かねたソンが、パクに意見しますが反対に恫喝されてしまいます。

 

「私はヨの父にも等しい存在だ。

武臣の妹が出しゃばるな。意見すべきはお前の兄だ。

民に軍神と崇められている兄こそ謀反人ではないか!」

 

ソンはヨに訴えましたが毒を浴びて育った夫は逆に怒りを見せました。

 

「お前の兄が私に剣を向けないとどうして言える?」

 

こうなっては、ソンに出来る事はありません。

戦地から戻ったシンに王が大剣を贈ります。

 

「怒りと憂いをこめてこれを贈る。出来るだけ遠くへ征き帰って来るな。」

 

主君から「王命だ」と反論を封じられたシンには、どうする事も出来ませんでした。

 

やがてパクはシンを謀反人として告発します。

意のままに操られたヨの「王命」で、ソンは矢で胸を射られ一族も殺されました。

 

彼らの死を見た後、シンもまた剣で胸を貫かれ倒れたのです。

 

「それが妹を見た最後だ。

王への道は遠く私は途中で力尽きた。

たどり着けないと知っても進むしかなかった。

そこは私の最期の戦場で死に場所だった」

「何故…」

「命に背いて凱旋し王の怒りや妬みを甘くみていた。

先王の遺言もあったし、罪なき家臣を守りたかった。

何より妹が命がけで王を守っていたから」

 

ウンタクは初めて知るシンの過去にしんみりと俯きましたが、直後じゃれ合うおじさん達に呆れ顔を見せます。

 

「お楽しみの所失礼。ちょっと出かけてくるね」

 

シンは慌てて同行すると言い二人は並んで家を出ました。

道すがらウンタクが言います。

 

「おじさんは私のタイプよ」

「急に何だ」

「慰め…、励まし?」

「具体的に私のどこがタイプなんだ?」

「ちょっと変で美しい所」

シンはにっこり笑いました。

通帳の番人 

トッケビ10話ネタバレ

図書館の友達(幽霊)との約束を叶えようと墓前に花を供えたウンタクは、そこで息をのみます。

 

「ママ?」

 

故人と共に写る母の姿。

二人が親友だったと知ったウンタクは、図書館に向かいました。

 

幽霊は貸しロッカーの前にいました。

 

「あんたがヨニの娘だから傍にいたの。お金は守ったわ。番号は486よ」

「この為にこの世に?」

「見守るのが楽しくて長居しちゃった。そろそろ行くね。

あんたのママとおしゃべりしなきゃ」

「今まで有難う。天国でも母と仲良くして下さい」

 

幽霊は満足そうに笑い天に昇っていきました。

 

“親が遺した金を娘に使わせたい”

 

話を聞いたキム秘書は快く承知します。

自分の意をキチンと組む相手に満足したシンが、別れ際に言いました。

 

「立派に育ったな」

「感謝しております。…全てに」

 

ユ会長から事情を聞かされたキム秘書は、首尾よくウンタクの権利を取り戻します。

全てを理解して忠実に働く部下をユ・シヌが満足そうに見つめました。

大晦日の夜

トッケビ10話あらすじ感想

大晦日、死神はサニーに「手を繋ぎたい」と言いました。

 

「私も繋ぎたい。けどあなたの正体をまだ教えてもらってない。

キム・ウビンさん(彼が名乗る偽名)、あなたの本名は?」

「…」

 

ずっと我慢していたサニーの譲歩もここまででした。

 

「これ以上は無理ね。別れましょう。私が振られた事にするから。

次は偶然会っても無視して。 Happy New Year」

 

 

深夜零時、シンはウンタクの訪問を受けました。

「零時! 元日! カン! 私、成人になった! キャー♪」
(韓国では元日一斉に年を取る慣習があります。よってウンタクは誕生日前でも成人扱い)

「何がしたい?」

「叶えてくれる?」

「君が望むなら“そこまでしよう”」
(告白で使った“そこまでしろと言ってほしい”を意識した言葉)

「お酒!屋台で焼酎!ロマンチックに!」

「…」

 

予想外の願いに呆れ顔のシンでしたがテントの屋台でご機嫌なウンタクに頬を弛めます。

そこへ無粋な声がかかりました。

 

「楽しそうだな」

 

以前自転車で引ったくりをしてシンにお仕置きされたチンピラです。

 

「何この陳腐な展開。おじさんの演出?」

「てめぇ俺をあんなにしておいて自分はデートか? ぶっ殺してやる!」

「相手をしてやろう。我らの戦場は外だ」

 

前職が武臣のシンが闘う姿は舞のようでした。

ウンタクのお酒が進みます。

 

元、高麗の将軍にチンピラが敵う筈もなく、ボコボコにやられた連中は逃げていきました。

 

「さぁ仕切り直し!」

「ロマンチックか?」

「うん♪ あと一つで完璧」

「何だ?」

「初キッスよ」

「…何?」

「あの時のはチューだったからノーカンね。動いちゃダメよ」

 

ガタガタと椅子ごと近づくウンタクにシンが身構えます。

 

「んー」

 

蛸のような唇を向けるウンタクに思わず時間を止めたシン。

周囲の人々も注がれるお酒も煮える鍋も停止させたシンは、息を吐きだします。

 

「はー…」

「ずるい」

「!」

「私が誰か忘れた? トッケビの花嫁には効かないわ。逃げても無駄」

「逃げたりしないよ」

 

シンがウンタクの頬を両手で包み顔を寄せました。

唇を重ねる二人。

 

顔を離した途端今度はウンタクがシンに可愛いチューをお見舞いします。

笑み崩れる二人は光に包まれているように見えました。 

確証

トッケビ10話ネタバレ感想

正月。

おじさん二人にウンタクが雑煮を振舞います。

 

ここで死神がサニーと別れた事を報告しました。

ウンタクは何とか仲を取り持とうとしますがシンは役に立ちません。

 

ウンタクとちょっとした喧嘩になってしまったシンが部屋にこもりますが、一人になった彼はウンタクが29歳になった時のビジョンを思い出しヤキモチを焼きました。

 

彼女の着けていたネックレスに見覚えがあったと感じたシンが、はたと気づきます。

 

「あれは私が買うのか…」

 

ウンタクがシンと初めて扉を通過した日。

ケベックの露店には、手作りのネックレスが並んでいました。

 

お金を持っていなかった少女が欲しそうな目で見ていたそれを思い出したシンは、急いでカナダに向かいます。

 

カナダから戻ったシンを笑顔で迎えたのはユ会長でした。

ユ・シヌと碁に興じるシン。

 

しかし、彼はそこでユ会長の死期を予知してしまいます。

 

親しい者を見送り続ける運命に落ちこむシンと、、サニーに振られ落ちこむ死神の二人は酒を酌み交わしました。

死神がシンに機密を打ち明けます。

 

「サニーさんの前世と掛け軸に描かれた女性とは同じ顔だった」

 

戸惑うシンは確証を求めて身を乗り出しました。

 

「他に何が見えた?」

「輿から誰かに話しかけていた。 “今日の私はキレイですか?“」

「!」

「相手が答えた」

「「 “不器量だ“ 」」

 

まったく同じ言葉に二人は顔を見合わせます。

 

「妹…なのか」

「ああ…」

 

あまりの事に声を失った二人なのでした。 

トッケビ10話感想

10話は悲しい事もありましたが、全体には楽しい回でした。

 

シンのデレが可愛くてにやけますし、シンと死神のランウェイには大笑いさせられました。

問題は山積みですが幸せそうな場面を見るのが何より嬉しいです。

まとめ

トッケビ第10話・・・サニーの前世がシンの妹とは驚きでした。

思えば、初対面からの彼らのやり取りは確かに兄妹喧嘩っぽかったような()

 

楽しい場面にニヤつかせておいて、容赦なく回る運命の輪が強烈です。

特にこの回ラストの画面!

 

最後の最後に映ったあの人!

あの人がアレを着ていたという事は…!?

 

本当に目が離せないこのドラマも残り6話。

次回もしっかりご覧下さい!