イ・サン2話ネタバレあらすじ

イ・サン2話のネタバレあらすじについて解説します。

 

第1話は実の祖父によって父親を捕えられた幼い王子サンが、偶然同じ時間に宮中に居合わせた二人の子供たちと力を合わせ、父との面会を果たすところまでが描かれました。

 

第2話ではサンの正体を知ったソンヨンがサンにの為、力を尽くします。

 

気性がまっすぐな少年と健気な少女。

懸命に駆ける二人がいじらしい回です。

 

はたして、父を救いたいというサンの願いは叶うのでしょうか?

 

イ・サン第2話『父の絵を見せたくて』あらすじ(ネタバレ)

隠れて父に会った次の日。

 

サンは、宮中でソンヨンと再会を果たします。

 

先輩女官たちにいじめられていたソンヨンを見たサンは、世孫(セソン)の威厳を用いて彼女を救います。

 

サンの正体を知ったソンヨンは驚いてひれ伏しますが、サンは彼女の手をとって立たせると身分を偽った事を謝罪しました。

 

そこでソンヨンからテスが義禁府(ウィグムブ)に引き立てられたと聞き、驚きます。

 

義禁府は、今でいうと警察のようなものですが、逮捕されれば厳しい詮議や拷問も当然といった恐ろしい場所でした。

 

本来ならテスのように幼い者が連れて行かれるような場所ではありません。

 

話を聞いたサンは大急ぎで駆けつけ、テスを解き放つよう命じます。

 

しかし対応した武官はそっけなく首をふりました。

 

「(サド世子のいた)あの場所にいただけで謀反を企てたとみなされます。

厳しく取り調べ、罰せねばなりません。」

 

どうすることも出来ないサンは、諦めきれずに母を訪ねて懇願しました。

 

“前夜父の元に行ったのは自分で、テスは助けてくれただけなのです。

ですからどうか捕まってしまったテスを救ってやって下さい“

 

と。

 

サンの誠実な一面が表される場面です。

 

彼は一国の王子なのにひたすら友を救おうと言葉を尽くしました。

 

ソンヨンもテスも一介の平民、しかもかなり貧しい家の者ですがサンは二人を対等に扱おうとしました。

 

これは、二人がサンの事を一人の人間として扱ってくれたからなのでしょう。

 

身分に関係なく親切にしてくれた友達を、サンもまた大切にしたかったに違いありません。

 

しかし、サンの母は息子の願いを聞きいれようとはしませんでした。

 

それどころか

 

「この話は聞かなかった事にします。」

 

と言う母。

 

彼は

 

「母上は私の友達だけでなく父上の事も助けようとはしないのですか?」

 

と泣きながら抗議しましたが母の態度は変わりません。

 

失望したサンが泣きながら立ち去った後部屋に残った母、恵慶宮(ヘギョングン)は一人涙をこぼします。

 

サンにはわざと冷たくしましたが、サド世子が気がかりなのは彼女も同じ。

 

彼女が夫の事を知っても動かなかったのは、何より息子を守る為でした。

 

ここで振る舞いを間違えれば、サド世子ばかりかサンまでも失いかねない…

 

そう考えた母は辛い気持ちを隠し、毅然とした態度で不用意な事をしないよう息子を説得したのです。

 

辛さに耐えてサンをたしなめた母でしたがその心は肝心の息子に届きませんでした。

 

サンはとても聡明な子でしたがまだ幼く、母の心が分からなかったのです。

 

曲がったことが嫌いで生真面目な少年は、父やテスを救うため考えを巡らせます。

 

サンが思いついた事…

それは母がもっとも恐れた祖父への直談判でした。

 

前夜父から聞かされた言葉を思い出したサンは父の描いた絵を見つけ出します。

 

瀕死のサド世子はサンに

 

「あの絵を見せれば王様の怒りは解ける」

 

と言ったのです。

 

自分の身の安全より父や友達を思いやる少年は、視察に出た祖父に絵を見せて父の無罪を訴えようと考えたのでした。

 

ソンヨンの協力で、サンはゾロゾロと周囲を取りまく臣下の群れから脱出します。

 

自由の世界に飛び出したサンは、生まれて初めて感じる身の軽さに一時はしゃぎましたが、子供たちは計画通り王様の行列を目指しました。

 

途中ゴロツキに追われたりソンヨンが軽いケガを負ったりとハプニングが起こりますが、彼らは諦めることなく目的地に向かいます。

 

ちなみに、傷ついたソンヨンの腕にサンが自分の飾り帯を巻いてやるところは、この後何度か回想として出てきますのでお忘れなく。

 

サンの優しさに触れたソンヨンの心が大いに揺れ動く、大切な場面です。

 

サン達は、ボロボロになりながらも何とか王様の行列にたどり着きました。

 

世孫(セソン)としての衣装もなく、冠もないサンでしたが、祖父である王様も主だった重臣たちも一目で彼に気づきます。

 

輿を降り、サンに近づいた王様は厳しい目を孫に向けました。

 

「なぜ、そなたがここにおるのだ?」

 

サンは居住まいを正し王様に礼を尽くすと手に持った絵を差し出し訴えます。

 

「父上がこれを王様にお見せせよとおっしゃいました。

見て下さればきっとお怒りが解けると…」

 

しかし、話を聞いた王様の視線はますます厳しくなっていきます。

 

「いつ父とそんな話をしたのだ?

まさかそなた…!」

 

「…はい。昨夜父のところに参ったのはこの私です。

どんな罰もお受けします。命をとられても構いません。

ですから王様、この絵を…どうか一目でもご覧ください。」

 

けなげな孫に対し、祖父は冷たく言い放ちました。

 

「黙れ。誰か、世孫に縄をかけよ。」

 

まとめ

第二話は、懸命なだけによけい可哀そうなサンが目立ちましたね。

 

母親にわざと冷たくされた場面もそうですし、苦労してやっと会えた祖父に思いもしない態度をとられたところも。

 

祖父の最後の言葉を聞いたサンの表情が可哀そうで可哀そうで。

 

王様の立場では禁を破った者に甘い顔は見せられないのでしょうが、それにしても酷いと思います。

 

この後、彼がどうなるのかが気になってしまいます。

 

王様の怒りを買ってしまったサンはどうなってしまうのでしょう?

 

そして瀕死のサド世子の運命は?

 

続きはまた次回で語らせて頂きます。