ホジュン31話ネタバレあらすじ

ホジュン~伝説の心医~32話のあらすじネタバレをみていきます。

 

恵民署の医官の不正を暴いたジュンは、依然として参奉(チャンボン、従九品)という低い官位ではあったが、恵民署の不正を正そうとしていた。

 

その姿勢に不満を持つ者たちが出てきます。

 

 

いっぽう、ドジの屋敷では、あいかわらずイェジンを巡って争いが続く・・・

スクチョンが妊娠したにもかかわらず、です。

 

ホジュン~伝説の心医~32話あらすじネタバレ

恵民署(ヘミンソ)の門前で、患者が亡くなった!

 

ジュンの懸命な手当てにもかかわらず、患者は手遅れだった。

 

その患者の叫びがジュンの胸に突き刺さる。

 

「3日も待ったんだ。

金がなくて、どんどん後回しにされた。

 

何が庶民のための恵民署だ。

門の中にすら入れなかった。

 

このまま帰るものか。

お前らを殺して、俺も死んでやる」

 

 

その後、ジュンと古参のマンギョン、新任のゴンギが話し合う。

 

ジュンは、擣薬使令(トヤクサリョン、薬を処方する官吏)が薬があるにもかかわらず処方をしないことにも腹を立てていた。

 

「ひどすぎます!

書吏(ソリ)に金を渡さないと、番号札すらもらえないんです。

 

貧しい民のための恵民署が搾取だなんて、許せません」

 

と、ジュンはマンギョンに詰め寄ったが、

 

「私も赴任当初は、書吏を叱責したが無駄だった。

末端の医官になど従わんのだ。

 

書吏は皆、恵民署で働いて数十年だ。

だが、医官は違う。

 

任期はせいぜい3年、しかも任期途中で辞める者も多い。

実権を握っているのは書吏だ」

 

とマンギョンが言い、ゴンギも、

 

「搾取した金の一部を上に納めるため、不正が黙認されている」

 

と言い添える。

 

 

3人は、書吏たち全員を集めた。

そこで、ジュンはこう宣言した。

 

「お前たちは患者から、金を搾取してきた。

 

だが、今この瞬間から、不正行為は禁ずる。

 

擣薬使令から、番号札を配る書吏に至るまで、民から金を取ったことが判明したら、捕盗庁に通報し、罷免するので心しておけ」

 

書吏たちが騒ぎだし、そのうちのひとりが、

 

「一体、何のお話しやら、理解しかねます。

金を搾取したことなどありません。

 

労いの意味で、民がくれたのです。

 

好意を受け取るのが罪ならば、恵民署を辞めるしかありませんな」

 

と開き直り、ほかの書吏たちからも同意の声があがった。

 

予期していた通りの反応に、ジュンは、

 

「ならば、謝礼は不要だと、私から患者に言っておく。

明日からは番号札の配布や、湯薬作りにも医官が立ち会う。

 

医官が直接携われば、真相も分かるからな」

 

 

恵民署は、このジュンの措置で正常化した。

しかし、上納金がなくなったと知った上官の復讐が始まった。

 

御医のヤンからジュンに呼び出しがあった。

 

用件は、ジュンが法に背いて私的診療を行っているのでは、というものだった。

 

ジュンは、困窮する患者のために、報酬を得ずに自宅で診療をしていたのだった。

 

患者の証言により、ジュンの言葉は証明されたが、ヤンによる処罰は過酷なものだった。

 

「中門と政庁を往復し、扁額を千回読め!」

 

最初の扁額を

 

“調和御薬(チョファオヤク、王の薬を調剤すること)

保護聖躬(ポホングン、王の健康を保護すること)”

 

と読み上げ、長い長い回廊を巡り、最後の扁額を

 

“調摂修養(ちょんぷスヤン)体にとって最も大事なのは摂生すること)

薬石次之(ヤクソクチャジ、体にとって、薬や鍼は二の次)”

 

と読み上げる。

これをジュンは千回繰り返すことになった。

 

医女からそのことを聞いたマンギョンは、病舎から血相を変えて出て行った。

マンギョンの様子を見たイェジンが医女に尋ねると、

 

「中門と政庁にある扁額を唱えるの。

普通は300回くらいで倒れるわ」

 

「以前、その罰を受けた医官は、500回唱えて死にかけた」

 

罰を受け続けるジュンの姿を見て、ヤンに向かいマンギョンが叫ぶ。

 

「法なら私も犯しています。

罰しください!

 

恵民署の実情を目になさったら、罰など下せぬはずです。

恵民署の人手が足りず、診察は数日待ちの有様。

 

だから患者が、医官の家に押しかけるのです。

死にそうな患者を、放っておけと言うのですか?

 

この現状を横目に、恵民署の責任者は患者を診ず、囲碁に興じています。

責任を取るべきはホ参奉ではなく、彼らです!

 

家で患者を診ている私も罰してください」

 

とキム判官の制止も聞かず、諫言する。

 

 

しかし、聞き入れられず、ジュンはふらふらと歩きだす。

 

ヤンたち高官は退出した。

 

深夜に及んでも、マンギョン、ゴンギ、ミョンウンはただ見守るしかなかった。

 

700回を過ぎ、ばったり倒れたジュンに駆け寄る仲間たち。

 

「立つな、ここまでやれば十分だ」

「これ以上続けたら死ぬぞ」

「ホ参奉!」

 

口々に言うが、ジュンは諦めようとしない。

駆け付けていたオグンがドジに向かい、

 

「どうか許してやってください。

死んでしまいます。

 

師匠の元で何年も共に、過ごしたじゃないですか。

昔の情に免じて、許してやってください」

 

と懇願するが、ドジは、

 

「ヤン令監の命令には背けん」

 

と言い、退出する。

 

・・・翌朝、ヤンが出仕して、ドジに

 

「ホ・ジュンは、何回で音を上げた?」

 

と訊き、その答えを聴き驚く。

 

「まだ続けています」

 

感想

ジュンは、ウィテの言葉が支えになったのですね。

 

這いつくばり、階段を転がり落ちても信念を曲げませんでしたね。

 

「師匠、私は法に背きましたが、医者の本分は果たしました。

師匠の教えを守り心医になりたいのです。

 

ここで倒れたら、彼らは理不尽な制度を盾に、当然のごとく患者を蔑むでしょう。

私に力を下さい」

 

すると、ウィテの言葉が次々とジュンの脳裏に蘇るのでした。

 

“重体患者を追い出すとは何事だ”

 

“黙れ、患者のためなら、命を擲つのが医者だ”

 

“人の命を何と思っておるのだ、傲岸不遜にも程がある”

 

“お前を重用したのは医術が優れているからではない。

 

患者の事を考え、患者を慈しむ心を、持っているからだ。

私の期待を裏切るな”

 

“医者は病を相手に、怖気づいてもならぬが、どんな病でも治せるなどという、思い上がりも禁物だ”

 

“患者と生死を共にするだけが、すべてではない。

 

“ここ以外にも、お前を必要とする患者が、大勢いるのだ。

お前には、すべきことがある“

 

ウィテからもらったのが、医師としての技術だけでなく、「言葉」というなの拠り所も、もらっていたのですね。

 

 

ううう、感動しました。

 

いかし、なぜヤンはこんなにも厳しくジュンにあたるのでしょうか?

 

やはり、キム判官の言う通り、御医の座を脅かす存在と認めているのでしょうか(汗)

 

まとめ

ジュンは、ヤンの罰をやり遂げるのでしょうか?

 

やり遂げたとしても、体は大丈夫なのでしょうか・・・心配が募るばかりです。

 

そして、ドジはジュンの姿を見ても、イェジンのことばかり考えているようにも見えてしまいます。

 

ひとまず、次回無事ジュンが罰を終わらせられることを、願うばかりです。