ホジュン32話ネタバレあらすじ

ホジュン~伝説の心医~33話のあらすじネタバレをみていきます。

 

ジュンは、ウィテの教えを忠実に守り、そのため私腹を肥やす判官や書吏たちの密告を受けて、御医のヤンから過酷な罰を受け続ける。

一方、ドジは、担当する恭嬪(コンビン、王の第一側室)の死産の危機に直面し窮地に陥る。

 

ホジュン~伝説の心医~33話あらすじネタバレ

「千回!」

ジュンの罰の終了の声が内医院中に轟く。

 

ヤンは、倒れたジュンを見て、

 

「手当しろ」

 

と告げ、退出させたのち

 

「今後は、私腹を肥やすためでなければ、医官の私的診療を許可する」

 

と宣言した。

 

キム判官が、

 

「それは法に反し・・・」

 

と言いかけたが、ヤンが遮り

 

「責任は私が取る!」

 

と言い切った。

 

さらにヤンは、

 

「恵民署の医官を増やす。

新人の医官から、優秀な2名を選び、恵民署へ送れ」

 

と命じたのだった。

 

 

ヤンは、

 

「私も恵民署で、働かせてください」

 

と言うミョンウォンの申し出にも頷き、キム判官に向き直り、

 

「元はと言えば、そなたらの職務怠慢だ。

もしまた今後、患者を診ていないことが分かったら、そなたらの責任を問う」

 

と言い渡したのだった。

 

 

意識を失ったまま恵民署へ運びこまれたジュンは、キム・マンギョンの手当を受けたのち、イェジンが看病することになった。

 

イ・ジョンミョンが、夜中にイェジンを訪ねて来たが、イェジンは病舎で懸命ジュンの看病をしていた。

 

ジョンミョンは、チェソンから、イェジンがジュンを昔から慕っていたと聞くと、静かにその場を立ち去った・・・

 

 

今回の罰が、書吏の主簿への告げ口に起因すると知ったマンギョンは、懲らしめてやろうと立ち上がったが、

 

「私の行いを、いつか分かってくれるはずです」

 

と言ってジュンが止めたのだった。

 

 

恵民署では、赤ん坊の麻疹(はしか)の流行への対応に大忙しだった。

 

ハドンやイルテが、わが子オンニョンの順番を早めてもらおうとしたが、ジュンは一切応じなかった。

 

結局、オンニョンはすぐに治るのだが、ハドンは逆恨みをするのだった。

 

 

いっぽう内医院では深刻な問題が生じていた。

 

恭嬪(コンビン)に早産の兆しがある、という急報がヤンに入った。

 

ヤンが駆け付けてみると、内医女(ネイニョ)のソビが、

 

「逆産(逆子)の可能性があり、しかも羊水は青黒く、悪臭がしています」

 

と、ヤンに報告した。

 

「正常な羊水は乳白色だ、何が原因なのだ」

 

しかし、ソビにも原因がわからず、国王の傍付きの至密尚宮(チミルサングン、最高位の女官)が来ても説明できず、ヤンは窮地に陥った。

 

ヤンは、恭嬪付きのドジを問い詰めたが、ドジもその兆候をつかんでいなかった。

 

ヤンは、ソヒに、

 

「恵民署からホンチュンを呼べ。

お産に関して、彼女ほどの医女はいない」

 

と命じたが、ソビは

 

「いけません。

命に関わる医療事故を起こした女です。

 

また大失態を犯し、万が一のことが起きたら、令監も責任を免れません」

 

そう話し合っているうちに、医女が割り込み、恭嬪が意識を失ったと呼びに来た。

 

ヤンはドジを指さし

 

「もし死産であれば、命はないぞ」

 

と宣告するのだった。

 

ドジは、今聞いたホンチュンなら治療法を知っているかと思い、恵民署を訪ねた。

 

ドジは、ホンチュンに解決法を尋ねたが、

 

「恭嬪の出産は産室庁(サンシルチョン、王族の出産を担当する官庁、臨時職)の仕事です」

 

と言い、御医女(オイニョ)トックムが止めるのも聞かず、ホンチュンは退出する。

 

自室でひとり泣いているホンチュンに、トックムは、

 

「まだ こだわっているの?

腕を振るう好機ではないの。

 

直長(チクチャン、ドジのこと)に待ってもらっている。

早く行きなさい」

 

と勧めるが、ホンチュンは抵抗する。

 

「恵民署送りにしておいて、今さら私に助けを?

あれは私の失敗じゃない。

 

本当は医官が、犯した失敗なのだと、皆 知っていたんです。

 

産室庁では、多くの実績を残してきた。

 

その私に、あんな仕打ちをするなんて、医女だからと侮って、罪を着せたのです」

 

と、トックムに訴える。

 

トックムは、こう諭す。

 

「お前の気持ちはよく分かる、

だが、悔しい気持ちは、時が薄めてくれる。

 

私の年になれば、跡形もなく消える。

今は譲歩なさい。

 

まずは人命を救わないと。

これは王室のためなの」

 

 

ドジはホンチュンの治療法を聴き、急ぎ恭嬪の元に戻る。

 

戻ってきたドジを見て、ヤンは咎めたが、ドジは

 

「助ける方法がございます」

 

と言い、一同驚く。

 

ドジは、ホンチュンから教えてもらった通りに、ソビに鍼で陣痛を促すよう指示した。

 

恭嬪の陣痛が始まり、胎児が足から出て危険な状態だと知ると、胎児の足に鍼を打ち塩を塗り、胎位が変わるよう促した。

 

・・・王子が生まれた!

しかも母子ともに健康で。

 

ドジは王に拝謁し、主簿に昇進した。

 

 

恵民署では、全身に腫れがでた患者が運ばれてきた。

あのジュンのことを密告した書吏だった。

 

患者は膿痂疹(のうかしん、「とびひ」とも呼ばれ非常に伝染しやすい病気)を患い、既に全身に膿が広がっていた。

 

直ちに患者は隔離されたが、ジュンは付きっ切りで手当てをした。

 

そして、恵民署にある薬では効かないと知ったジュンは、自分で松脂(しょうし、松やに)を採りに行くと言い出した。

 

ゴンギが、

 

「人がよすぎるぞ。

自分を陥れた奴のために、なぜ そこまでする」

 

ミョンウォンですら

 

「私もあいつを治療するのは、気が進まん」

 

と、書吏を批判するなか、

 

「私には ただの患者です」

 

と、ジュンは言い切り、出かけた。

 

マンギョンは、

 

「あいつは正しいことしか、言わん奴だな!」

 

と言い、皆も苦笑するしかなかった。

 

 

しかし、ようやく松脂を採取し、患者に塗るジュンの体にも膿が・・・

 

感想

ジュンは医者としての本分を全うし、しかしそのため罰を受けてしまいます。

 

更に、密告した者さえも懸命に救おうとする・・・

見ていて痛々しいですが、同時にその真っ直ぐさには尊敬の念を覚えます!

 

しかし、ジュン自身に伝染してしまうなんて・・・

 

 

ハドンも、ジュンの性格を知りながら、割り込みなんてできるわけないでしょうに、それを根に持つなんて・・・(;・∀・)

 

それにしても、ドジは今回の手柄を独り占めするつもりなんでしょうか?

彼は、どこまで自分の株を下げていくのでしょうか(汗)

 

まとめ

ジュンの膿痂疹は大丈夫か気になりますね。

感染症である以上、他の医師も中々見てくれないかもと思うと、心配になってしまいます。

 

ホンチュンの助けを借りて昇進したドジは、このまま御医への道を歩むのでしょうか。

 

少なくとも、心医としての心構えがない彼に、これ以上出世してほしくはないものですが・・・