ホジュン38話ネタバレ

ホジュン~伝説の心医~38話のあらすじネタバレをみていきます。

時を同じくして、宮中と恵民署で同じ病気を患う患者が現れました。

2人とも口眼喎斜(こうがんかしゃ、顔面神経痛)だったのです。

 

宮中の1人は恭嬪(コンビン、国王の第一側室)の兄で、完治に7日かかるとドジが宣告。

恵民署では、ジュンが3日で完治すると言ったのですが、果たして・・・

 

ホジュン~伝説の心医~38話ネタバレあらすじ

恭嬪の前から退出したのち御医のヤンは、ドジに7日と言った理由を尋ねた。

 

「7日と言って5日で治せば、我々の医術が評価されるはずです」

 

とドジは言い,口眼喎斜は簡単に治せます、とヤンに言い切った。

その話に

 

「そなたは恐ろしい男だな」

 

と、ヤンらしい褒め言葉を贈った。

 

 

王が恭嬪の兄を見舞いに来た時、ヤンも

 

「7日あれば完治するでしょう」

 

と王に回答した。

 

新しく都提調になったソン・インチョルは、恵民署を視察に訪れた。

 

ソン都提調が、診療をしていないキム判官たちに苦言を呈していると、病室から大きな呻き声が聞こえた。

 

一同が駆け付けると、ジュンが患者の汚い膿を自分の口で吸い取っていたのだ。

皆、顔をそむけたが、ソンは

 

「そなたは!」

 

とジュンに声をかけ、ジュンは驚いて立ち上がった。

 

ジュンが挨拶すると、ソンが、

 

「ホ先生」

 

と呼び、一同また驚く。

 

ソンは、ジュンが治療中の患者の隣に目を向けた。

 

恭嬪の兄と同じように顔をゆがめているのを見て、何の病かとジュンに尋ねた。

 

ジュンは

 

「口眼喎斜です、私が診ています」

 

と答えた。

 

興味を覚えたソンは、

 

「患者はいつ来た?」

 

と訊くと、ジュンは

 

「2日前からです」

 

と答えた。

 

「何日で治る」

 

とソンがさらに訊くと

 

「あと1日あれば治ると思います」

 

「では3日で治ると?」

 

と訊かれ、ジュンは自信を持って肯定した。

 

ソンは、王と一緒に聴いた御医ヤンの言葉を思いだし不審に思った。

 

 

・・・3日目、ジュンはあと1日かかる、と患者に伝えた。

 

その患者はジュンの指示を守らず、鍼を打つ前に食事をしてしまったのだった。

 

ジュンは

 

「病は医者の力だけでは治らん。

治そうとする患者の努力も大事なのだ

 

たとえ些細な指示でも、真面目に守ることが万病を退ける近道なのだ」

 

と患者を諭す。

 

 

・・・宮廷では、恭嬪の兄の病が治ったと王に知らせが入った。

 

王は喜んで恭嬪のもとに向かうが、途中で恭嬪の一行と出会う。

 

すっかり回復した患者の顔を見て、王がヤンとドジを讃えるが、急に恭嬪の兄が苦しみだした。

 

治ったはずの顔がまたゆがんだ!

 

重臣のなかから御医の責任を問う声も上がったが、

 

王は、

 

「もうよい。

病の原因をすべて取り除き、焦らずに完治を目指せ」

 

という声をかけた。

 

ソンはその場でひとり不審を抱いていた。

 

 

内医院に戻ったヤンは、ドジを叱責した。

 

「どういうことだ!

自信があると言うから、任せたのだぞ。

 

未熟者が悪知恵ばかり働かせおって、恥を知れ!」

 

と罵られ、ドジは、

 

「完治したと早合点した患者が悪いのです。

どうか今一度・・・」

 

と言いかけたが、ヤンは

 

「黙れ!

そなたに任せたら私の首まで飛ぶ!

 

治療は私が行う。

そなたは私の横で見ていろ!」

 

と命じたのだった。

 

 

ソンは内医院のチョン・ジャクを呼び出し意見を聞く。

 

「先日 恵民署を視察した際、ホ・ジュンという医官が口眼喎斜の患者を治療していた。

 

まさに恭嬪様の兄君と同じ病ということだ。

 

驚くべきことに、3日で治せると言っていた。

 

御医もユ主簿(チュブ)も7日かかると言った病をだ。

 

そなたはどう思う。

 

口眼喎斜が、3日で治ると思うか?」

 

と問われたチョンは、

 

「優秀な医官ならば可能でしょう。

口眼喎斜は目と口がゆがみ、見た目はひどいですが、難病ではございません。

 

町医者でも日数をかければ治せる病です。

 

私が思うに御医やユ主簿ほどの腕なら、5日あれば治せるはずです」

 

と答えた。

 

ソンは

 

「では なぜ7日と言ったのだ」

 

と訊かれ、チョンは口ごもる。

 

チョンを退出させたあと、副提調(プジェジョ)がソンに、

 

「御医が7日と言ったのはなぜだと?」

 

と聞き、ソンは

 

「世の中には患者が治ればそれで満足な医者と、腕のよさをひけらかし名声を得ようとする医者がいる。

 

ヤン・イェスは優秀だ。

先代王の頃から御医の座を守っているが、世渡りもうまい」

 

と言い、部下を呼び、ジュンの患者の容体を調査しに行かせた。

 

そして、ジュンの患者が実質3日で完治したと知った。

 

ソンは、ヤンがみずから恭嬪の兄を治療する様子を見て、治りそうかと訊いた。

 

ところが、ヤンは黄帝の話を持ち出し重症であるが治せると予防線を張った。

 

ソンは、チョンを呼び、恵民署の口眼喎斜の診療記録を取りに行かせた。

 

 

診療簿を見たソンの動きは早かった。

 

ヤンの執務室へ行き、ドジたちの前でヤンを問い詰めたのだ。

 

妊婦の例まで持ち出して言い訳をするヤンに、恭嬪の兄の治療は、今後ジュンに任せると宣言したのだった。

 

 

翌日、ジュンの治療法を見て、ヤンは驚いた。

 

ジュンは、ウィテの使う圧診法という内臓疾患の診断方法を用いていたのだ。

 

しかもそれで治療までするとジュンが言いだした。

 

ヤンが、

 

「早期の回復を望む患者を、田舎の医者のやり方で丸め込む気か」

 

と詰ると、ジュンは、

「令監(ヨンガム、ヤンのこと)の許可なくして治療したのは謝りますが、師匠を侮辱するのはおやめください。

 

この方の口眼喎斜は胃病が原因です。

 

圧診法と薬で胃を整えてから、灸で完治させます」

 

と言ったが、ヤンがこの病には鍼だ、と言いドジも同調すると、ソンが現れ、

 

「口を慎め、恭嬪様の前で無礼だぞ」

 

と言う。

 

ヤンが恭嬪に向き直り、

 

「無礼をお許しください。

この者は未熟で・・・」

 

と言いかけると、恭嬪は、

 

「いいえ。

同じ病の患者を完治させたと聞きました」

 

ヤンが

 

「一度の結果を信じて任せるのですか?」

 

と食い下がると、

 

「都提調に強く勧められたのです。

昔、都提調の奥様が中風を患ったそうです。

 

それを治したのが、この医官だとか。

 

兄は幼少時から、確かによくお腹を壊していました。

胃が悪いとの診断は、信ぴょう性があります。」

 

ヤンはなおも反論しようとしたが、

 

「御医の腕は信じています。

でも今回の治療は、この者が適任と判断しました」

 

恭嬪の言葉に逆らうことは、もはや出来なかった。

感想

ソン都提調が着任して、雰囲気ががらりと変わりました。

 

さすがは臣下の最高位までのぼりつめた人物、読みが鋭いですね。

 

ただ、ジュンは御医と対立して大丈夫でしょうか。

 

ドジも、当直室でセヒと酔い潰れるなんて失態を犯してしまいます。

 

妻や義父の耳にはいったらどうするんでしょうね。

セヒには監視がついているのに・・・

 

まとめ

御医のヤンに逆らってまで、師匠ウィテの治療法を貫き通すジュンだったが、この苦境を乗り越える活路を見出すことができるのでしょうか。

 

ジュンは国王との謁見があるのか?

異母兄のソクはどんな策略を巡らせるのか?

 

まだまだ目が離せない展開が続きます!