ホジュン37話ネタバレ

ホジュン~伝説の心医~37話のあらすじネタバレをみていきます。

 

ジョンミョンが反逆罪で義政府(ウィグムブ、反逆罪など重大犯罪を扱う警察機関)で捕まり、ジュンをも巻き込もうとする陰謀が・・・

 

イェジンは、待ち合わせ場所でジョンミョンを待つが、現れるはずもなかった。

 

それと知らずジョンミョンの手紙を読んでしまったソヒョンは・・・

 

ホジュン~伝説の心医ネタバレあらすじ

ジョンミョンに対する義禁府(ウィグムブ)での取り調べは過酷を極めた。

 

そこへ、隠れるように吏曹判書(イジョパンソ)のソンピルが現れた。

 

義禁府の尋問官(大監)が、一枚の書状を示して訊く。

 

「これに見覚えは?」

「ありません」

 

とジョンミョンが答えると、

 

「死んだ校理(キョリ)が、お前に宛てた書状だ。

ここには刑曹参議(ヒョンジョチャミ)のソン・ミノらと共に、謀反を企てたと書かれている。

 

この証拠を見ても、シラを切るのか」

 

と書状を突き付ける。

 

「私宛ての書状を、なぜお持ちなのですか?

 

大監、死人に口なしです。

 

本当に校理が書いたのか、確かめられません。

その書状は、大監がねつ造したものでは?」

 

と、次第に声を荒らげる。

義禁府の大監は、

 

「黙れ!

尋問の場を侮辱することは許さぬ。

 

お前は校理が持病で急死するや、ユン判官に校理殺害の濡れ衣を着せ、謀反を隠蔽したな」

 

と断罪する。

 

ジョンミョンは脇のほうを見上げ、大監の向き直ると、不敵な笑いを浮かべた。

 

「大監、これ以上王様と朝廷に泥を塗るような真似はやめ、私を殺せ」

 

とジョンミョンが言うと、

 

「罪を悔いる気はないのか」

 

と大監が詰る。

 

「私は、悔いる罪など犯していない。

 

私の罪は、権力に無関心だったこと。

 

私の罪は、派閥に入らなかったこと。

 

私の罪は、従事官(チョングァン)としての本分を全うせず、王様を惑わす奸臣どもを野放しにしたことだ!」

 

ジョンミョンの声は次第に周囲を圧倒し、

 

「吏曹判書!」

 

と絶叫し、

 

「そんな後ろにいないで、前にでてこい。

あなたがねつ造した謀反だ。

 

人にやらせず自分で尋問したらどうなのだ!」

 

とソンピルを罵倒する。

 

一方、恵民署には、逆賊が尋問中に死なぬよう、誰か治療をしに来てほしい、と依頼が入った。

 

ジュンは志願してジョンミョンの治療に向かった。

 

ジョンミョンは、ジュンに

 

「そなたには、また迷惑をかけるな。

 

今の私は逆賊だ。

命すら私のものではない。

 

治療を頼む。

 

自死を遂げるまで生きねばならぬ。

 

こんな死に様が悔しくて、胸の奥から恨みつらみがわき上がった。

だが腹をくくったら、心が穏やかになった。

 

唯一心残りなのは、イェジン殿に、私の気持ちを伝えたことだ。

こんなにむなしく死ぬとは。

 

私が愚かだった。

ただ見ているだけで、幸せだったのに。

 

いたずらに苦しめた。

イェジン殿には、私のことを言わないでくれ。

 

そなたとの短い縁は、死んでも忘れぬ。

なぜイェジン殿が、そなたを慕い尊敬するのか、分かる気がする」

 

 

ジュンの異母兄のホ・ソクは、この逆賊騒ぎに乗じてジュンを陥れようとしていた。

 

ドジに協力を求め、ジョンミョンともジュンとも関係するイェジンを調べようとしていた。

 

ドジは窮地に立たされ、思案の末、どうしてもイェジンを捨てることはできない、との結論に達した。

 

 

ドジはソクに、

 

「申し訳ありませんが、私は抜けます。

判官も手を引くべきかと」

 

訝るソクに、ドジは

 

「ホ・ジュンは判官の異母弟です。

奴が謀反に関わったとなると、不都合に」

 

と進言したが、ソクは笑い飛ばし

 

「まったく分かってないな、危険は承知のうえだ。

ジュンを葬れるなら、それくらい甘んじて受けるさ」

 

と言う。

 

ドジは、

 

「私が安全な方法を探すので、今回は断念を。

判官を、“兄”と思っています。

 

兄を危険にさらすことは、弟としてできません」

 

とまで言い、引き留めるのだった。

 

 

・・・ジョンミョンの処刑当日。

医女たちは、逆賊が誰なのを知らない。

 

御医女は、毒薬係をソヒョンとイェジンに命じた。

 

そして、恵民署の死体確認係には、マンギョンとジュンが選ばれた。

 

処刑場。

 

ジュンは、毒杯を運ぶ医女を見て驚いた。

イェジンだった!

 

イェジンも驚いたが、処刑場に引き立てられた逆賊を見た瞬間、凍りついた。

毒杯を渡す相手は、ジョンミョンだったのだ・・・

 

見つめ合う2人。

盆を持つイェジンの手がぶるぶる震える。

 

「さっさと運ばぬか」

 

という役人の声も耳に入らぬようだった。

 

2人の関係を知るソヒョンが、イェジンをかばうように、毒杯の盆を奪い、代わりにジョンミョンの前に置いた。

 

ジョンミョンはよろけながらも立ち上がり、跪いたあと、こう最期の言葉を遺した。

 

「父上。

親不孝をお許しください。

 

父上の教えに従い、清廉潔白であろうとしました。

ですが志半ばで、この世を去ります。

 

恥ずべきことは何もしておりません。

私の不徳により、王命が下され、旅立つ不孝をお許しください」

 

 

「すまない、あなたを守るという約束を、果たせなかった。

 

あなたが私に、心の一片でもくれたらと思った。

でも今は、あなたにとって、取るに足りない存在でありたい。

 

私などのために、涙を流さないでほしい。

私の死によって、苦しまないで欲しい。

 

所詮、縁のない男だったと思ってほしい。」

 

そう願いながら毒杯を飲み干し、ジョンミョンは逆賊としてこの世を去った。

 

 

・・・三医司(サミサ、典医監・内医院・恵民署)の合同会合で、新任の都提調(トジェジョ、各中央官庁の最高責任者、正一品)の就任式が始まった。

 

ジュンは恵民署の留守番役で会えなかったが、新しい都提調は、ジュンが、山陰で夫人の中風を全快させた、あのソン・インチョルだった。

 

感想

涙が止まりません。

ただ、ただ切ないジョンミョンの死。

 

イェジンの心はどんなにか傷ついたのでしょう。

そしてジュンの喪失感も・・・

 

ただ、ジュンにとって心強い都提調の就任ですね。

 

そして、ドジの屋敷の侍女とヤンテの結婚話が持ち上がりましたが、やっぱりオ氏が拒否しちゃいました。

 

38話予告

恭嬪(コンビン)の兄と、恵民署の男が同じ病にかかりました。

 

恭嬪の兄は、ドジが七日で治ると言い、恵民署の男はジュンが三日で治ると言った。

 

結果は・・・!?