ホジュン36話ネタバレ

ホジュン~伝説の心医~36話のあらすじをみていきます。

 

弘文館(ホンムンガン)の校理(キョリ)が毒殺されたことを受け、ジュンは、斑猫(斑猫)という毒薬の入手経路を探ります。

 

一方ジョンミョンは、イェジンのこともあり、ジュンへの信頼が高まるにつれ、自分自身の無力さを実感することに…

 

また、チェソンは結局、恵民署に逆戻りになってしまいます。

ホジュン~伝説の心医~36話あらすじネタバレ

ジュンは、オグンに生薬倉庫を確認してもらい、そこに斑猫が無いことを知ると、明の商人から流出したと確信した。

 

どうやって、明の商人と渡りをつけようかと思案するジュンに、オグンは以前ヤンテの手引きで、イルテと3人で密貿易をしたことを明かした。

 

ジュンは捕盗庁に行き、ジョンミョンにある企みを持ちかける。

 

そこへ、ジョンミョンあての書状が届く。

 

ジョンミョンは、書状に従い、吏曹判書(イジョパンソ)ソンピルの屋敷に向かった。

 

ソンピルは、ジョンミョンにユン判官を紹介しようとしたが、2人は、イェジンが出席した宴会で同席していた。

 

いっこうに本題に入らないソンピルに、

 

「お話は何でしょう」

 

とジョンミョンが割り込んだ。

 

ソンピルは、

 

「せっかちな奴だ。

亡くなった父親に、そっくりだな。

 

儒者の鑑(かがみ)だった。

 

高い見識と人柄で、慕われていた。

残念なのは、官職をかたくなに、拒んだことだ。

 

“権力を欲するな”と、そなたの父は言ったが、そうは思わん。

大事を成すには力が必要だ。

 

そなたが捕盗庁に左遷された、理由を考えろ。

 

そなたのような者にこそ、朝廷の重責を任せて、混迷する政治を立て直したい。

 

どうだ、その気があるなら、私が後ろ盾になろう」

 

と、ジョンミョンに持ちかけた。

 

しかし、

 

「せっかくですが、現状に不満はありません」

 

とジョンミョンが断ると、ソンピルは、

 

「話の分からん奴だ!」

 

と怒鳴った。

 

ジョンミョンは、少しも臆せず、

 

「父は生前、よく言っておりました。

 

“儒者が権力を手にすると、悪に染まり政治を混乱させ、民を支配する”

 

権力の座を守るため、ついには王も欺く

つまり権力を欲する者は、逆賊も同然である”

 

と」

 

と言ってのけた。

 

ソンピルは、

 

「そこまで言うなら、無理には勧めん。

だが・・・私はいつでも、そなたを気にかけているぞ」

 

・・・ジョンミョンが退出したあと、ユン判官が、

 

「あの者とク校理は、親友同士でした。

なにか手立てを講じねば」

 

とソンピルに囁くのだった。

 

 

明国の商人と偽の密貿易をしかけたジュンは、ジョンミョンとその配下2名とともに取引の現場に向かう。

 

しかし、その4人を尾行している者がいた。

 

尾行はすぐに倒したが、逃げられてしまう。

 

ただ、明国の商人は、ジュンの活躍もあり、生け捕りに成功した。

 

重要な証拠を手にしたジョンミョンは、捕盗庁の配下の者に命じ、罪人を一斉に逮捕した。

 

 

罪人は、ソンピルの屋敷で会ったユン判官だった。

 

心当たりがないというユンにジョンミョンは、

 

「ユン判官。

あなたは、擣薬使令(トヤクサリョン)のパクと、ク校理を殺害した」

 

ユン判官は否定したが、ジョンミョンは続けて

 

「あなたは持病を患うク校理に、パクが作った湯薬を飲むように言った。

 

そのパクには、斑猫を貴重な生薬と偽り、校理の湯薬に入れさせたのだ。

校理は2か月間薬を服用し、結果毒死した!

 

そして口封じにパクを殺し、自害にみせかけた!」

 

 

再び否定するユンにの前に、明国の商人らが引き出された。

 

「あなたに斑猫を売った者と、あなたが軍役免除を約束した被害者パクの弟だ!

一人でやったとは思えん。

 

黒幕は誰だ、答えろ!」

 

と、詰問した。

 

そこに、ソンピルたちが駆け付けた。

 

ソンピルが、ジョンミョンに

 

「何の真似だ。

誰の命令で逮捕した」

 

と尋ねると

 

ジョンミョンは、

 

「ユン判官は、2人の人間を殺しました」

 

と答えるが、ソンピルは、

 

「そんなはずがない、濡れ衣だ。

何者かの策略だ」

 

と言い張る。

 

「背後で糸を引く者がいます」

 

と遮るようにジョンミョンが言い切る。

 

ソンピルがジョンミョンを睨みつけるが、

 

「尋問を続けますので、お引き取りを」

 

と、毅然としてジョンミョンが言い渡した。

 

ソンピルは

 

「そなたの気概を買い、そばに置きたかったが、これはやりすぎだ。

気をつけろ、その向こう見ずさが、いつか己の首を絞めるぞ」

 

と言い放ち、立ち去るのだった。

 

 

ジョンミョンは、副官に恵民署のイェジンへの手紙を託し、射場(まとば)に向かった。

 

射場にジュンを呼び出したジョンミョンは、ジュンに弓を渡し、やってみないかと誘った。

 

ジュンが2射とも的に命中させると、ジョンミョンは、

 

「武芸のたしなみが?」

 

と尋ね、ジュンから

 

「父が武官でした」

 

という言葉に納得がいったように、

 

「お父上の人柄が想像できる。

 

気骨があり、度量も広くて、正義感に満ちた人だったろうな。

そなたのように。

 

子は親に似るというが、私は駄目だ。

事件の黒幕に気づきながら、何もできずにいる。

 

手伝ってもらったのに、面目ない」

 

と謝罪し、弓を射る。

 

矢が的から外れ、ジョンミョンは

 

「ままならぬな。

私の心は、イェジン殿にあるのに、イェジン殿の心には、そなたしかいない」

 

 

その晩、ジョンミョンはジュンと酒を酌み交わしながら、

 

「イェジン殿はずっと胸に秘め、苦しんでいた。

なのに、そなたは気づかず過ごしていたのか。

 

知らぬとは罪なことだな。

こうして見ると、そなたは悪い男だ。

 

・・・いいや違う、いい人だ。

だから余計つらい。

 

悪い奴なら、思う存分憎めるのに、それもできないから苦しい」

 

と胸の裡を吐きだすと、酒を飲みほした。

 

ジュンが一言も発せられずにいると、役人がいきなり踏み込んできて、ジョンミョンに刃を向けた。

 

「反逆罪で逮捕する!」

 

 

そのころ、イェジンは、ジョンミョンからの手紙を読んでいた。

 

「何日も迷った末に筆をとったが、いつまで経っても紙は真っ白なままで、男として情けない。

 

あなたに思いを告げた、己の愚かさを悔いている。

 

初めて出会った時に芽生えたこの気持ちを、心の中で繰り返してきた言葉を、伝えるべきではなかった。

 

そうすれば、私を避けるあなたを見て苦しまずに済んだ。

 

そばにいられぬ切なさに胸を焦がすこともなかった。

 

ただ遠くから見つめられれば、あなたを守れればと思うだけにとどめるべきだった。

 

私とあなたとの縁は結ばれないまま終わるだろう。

 

無駄な期待と知りつつも、あなたに会いたい思いは、抑えられない。

 

明日の申の刻(午後4時ころ)に楊花津(ヤンファジン、漢陽郊外の船着き場)で待っている。

 

愚かだと言われようと、あなたに会いたい」

 

【感想】

なぜ?

なぜジョンミョンが逮捕されるのでしょうか・・・

 

せっかくジュンをあれほどまでに信頼し、かなわぬイェジンへの思いを打ち明けるほどの友人になれたというのに・・・

さっさとユンを拷問して、ソンピルが黒幕だと自白させればよかったのですが。

 

あるいは、そのソンピルが先に手を打ったから、かもしれませんね。

 

まとめ

ひとり楊花津でジョンミョンを待つイェジン。

 

はたしてジョンミョンの疑いは晴れるのでしょうか?

 

ジョンミョンが逮捕された時に一緒にいたジュンはどうなるのか?

 

朝廷の闇はいよいよ深くなっていく一方です。