トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜3話ネタバレあらすじを感想付きで紹介!

ドラマ『トッケビ』第3話は、シンと死神が悶絶モノのカッコ良さ(←事実)で視聴者を魅了します。

色男二人が見せる冒頭のランウェイは必見!

 

放送後、韓国芸能界のアチコチでパロディが作られたという伝説の場面をご覧下さい。

【トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜3話】ネタバレあらすじ

夜霧の中ヒロインの危機に駆けつけたシン。

お怒りモード大爆発の彼にゴロツキたちが慌てます。

 

「何だあれは? メンインブラックか?」

「車を出せ! 早く!!」

 

ワケが分からないなりに張り詰めた空気はガンガン伝わるのでしょう。

本能的に逃げようと考えたゴロツキたちは車を急発進させました。が…

 

バシュッ!

 

音とともに車の真ん中を蒼い光が通り抜けた次の瞬間、

車は音もなく左右二つに切り分けられました。

 

「「「……?!」」」

 

信じられない光景に車内の三人は固まります。

それはそうでしょう。

 

1トンはある車が一瞬で縦半分に斬られる光景なんて誰が想像するでしょうか?

視界がスローモーションのように流れるなか、ゴロツキたちがいた車の左半分がウンタクのいる右半分をのこして前に進みます。

 

剣で車を斬ったシンは阿鼻叫喚の男たちを無視して彼女に近づきました。

不安定な車体をナイスな死神が支える中、シンがドアを開けます。

 

「降りろ。荷物を忘れずに。」

 

足元がおぼつかない彼女をしっかり支えるシン。

ここまでは良かったのですが、彼が言った一言がホッとしたウンタクに火をつけました。

 

「ケガしたのか?どこだ?」

「ケガって。車を斬っておいてよくそんな事が聞けるわね。

しかも助けを呼んだのに死神を連れてくるなんて!」

 

怒れる女子高生に死神までが「それはそうだな」と同調し、さっきまでのカッコよさが消えうせたシンは、仕方なくゴロツキたちのいる方へ向かいます。

 

自分が気にかける少女を恐ろしい目に合わせた奴らを痛めつけるつもりだっだのですが、ウンタクのとりなしで取りやめ別の罰に変えました。

 

悪者たちが受けたのは、車に閉じ込められたまま二日間放置される事と

 

「事故原因は自分たちの喧嘩で二人は一生仲直り出来ない」

 

という死神の暗示にかかる事でした。

こうしてウンタクは危機を脱する事となったのです。

逢えない時間

トッケビ3話あらすじ

事件後シンに礼を言ったウンタクですが、素直になれず

 

「もう召喚はしない」

 

と宣言します。

表面上頷いたシン。

 

でも本音は彼女が気になって仕方ありません。

ドクファを使いウンタクの周辺を調査した彼は、叔母一家がウンタクの母親の遺した遺産を狙いずっといじめてきた事、今回の事も叔母が原因だった事を知るのです。

 

欲の皮が突っ張った叔母一家にシンは天罰を与えようと策を講じました。

二人が顔を合わせない日々が過ぎていきます。

 

「「………」」

 

会えない時も互いの事を考えてしまう二人。

ウンタクは一度捨てたカエデの栞を探し、シンは召喚される時を心待ちにしました。

 

いつ呼ばれても良いよう服装を整える守護神は、この時まだ自分の感情を理解していません。

 

 

ひょんな事から再会した二人は反発しながら同じ時間を過ごします。

シンが守護神として使う力を目の当たりにしたウンタクは、彼から人の生まれ変わりや前世について話を聞きました。

 

人知れず人間を助けるシンにウンタクはいたく感心しますが、彼女を花嫁と認めない守護神に業を煮やした彼女は引き際だと判断しました。

 

「私たちは今が潮時ね。

さようならアジョッシ(おじさん)」

 

背を向けたウンタクをシンはじっと見送ります。

数秒後、振り返ったウンタクは自分を見つめるおじさんに気づきました。

 

黙って互いを見つめる二人。

運命の輪は回り続けます。

おじさんたちの友情

トッケビ3話ネタバレ

家に帰ったシンにドクファがこんな事を言いました。

 

「角部屋おじさん忙しそうだね。

僕が死んだらあの人みたいに死神になろうかな。」

 

驚いたシンが尋ねます。

 

「何故ヤツが死神だと分かった?」

「おじさん、聞くのが遅いよ。

あの人はおじさんが家で雲を出したり雷を鳴らしても平気だったでしょ。

 

僕のいる前で“死神をなめるな”とか言ってたし。

第一あんな白い顔色で黒一色の服を見れば…

 

(ここで帰宅した死神と目が合い)…まるで芸能人みたいだよねっ

じゃあ僕はこれで…(玄関に向かったが瞬間移動した死神にさえぎられる)」

 

帰ったばかりの死神も同じ事を聞きました。

 

「何故分かった?」

「だから! 今みたいに瞬間移動したら分かるって!

おじさん達二人とも不注意すぎるから気をつけてよね」

「お前のせいだぞ噂好きのトッケビめ」

「自業自得だろ。前世は大罪人の死神が」

「…っ…」

 

それを聞いた瞬間死神はひどく傷ついた顔を見せ、自室にこもりました。

 

「「……」」

 

残された二人は顔を見合わせ、言い過ぎたと反省したシンが同居人の部屋を訪ねます。

 

「…さっきは悪かった。言い過ぎた。」

「出ていけ。」

「お前の前世が罪人でも私は気にしない」

「本当か?」

「ああ、どっちにしろ嫌いだから」

 

これには思わず死神も吹き出します。

ひとしきり笑い声を立てた彼はシンの前で真顔を作り言いました。

 

「いかん。ウケてしまった」

 

なんだかんだ意外とうまくやっているおじさん達の様子をドクファから聞いたユ・シヌは孫を諭します。

 

「記憶をなくして苦しむ方(死神)と忘れられずに苦しむ方(シン)

お二人は互いを慰めあっておられるのだ。

 

忘れるな。我々はお二人の人生の一瞬を共にするに過ぎぬ。」

「ふーん」

「そんな事よりしっかり腕を伸ばさんか!背筋をまっすぐ!」

 

実はドクファ、シンの家を勝手に賃貸に出したことが祖父にバレて

“空気椅子の刑“を受けているまっ最中だったのでした。

 

これ以降ドクファには強力な見張りがつく事になります。

お目付け役はユ会長の懐刀のキム秘書。

 

キレ者で忠義心に篤いこの人はユ会長の意を正確に汲み御曹司を手の平で転がします。

煙に巻こうにもどうしようもない相手に手も足も出ないドクファは否応なく跡継ぎとしての教育を受け始めるのでした。

運命 もう一つの輪

トッケビ3話のネタバレ

シンは20年過ごしてきたソウルの家を去る準備を始めます。

ウンタクに出会って予定が狂いましたが、本当なら今頃はニースに発っていた筈でした。

 

「行くのか?」

「ああ」

 

喧嘩ばかりだった死神は、シンの答えに顔を曇らせます。

シンもそうですがいつの間にか死神も相手の存在を認めるようになっていたのです。

 

「だからあの子には手を出すな。」

「いつ出る」

「明後日」

「……」

 

すっかり覇気を失った死神でしたが、そんな彼に突然運命の出会いが訪れます。

たまたま見かけた露店で足をとめた彼は同じ指輪を気に入った女性に一目で心を奪われたのです。

 

相手はウンタクのアルバイト先の美人社長、サニーでした。

自分を見ていきなりボロボロと涙をこぼす男にドン引きしたサニーも相手の麗しい顔を見て気が変わります。

 

交換条件を出したサニーは握手のために手を差し出しました。

 

「指輪を譲るわ。代わりにあなたの番号を教えて。

ああ自己紹介がまだだったわね。私はサニーよ。」

 

思わず手を出そうとした死神ですが触れると相手の前世が見えてしまうので思いとどまります。

 

サニーに関心はあるのに携帯を持った事がない死神には教えられる番号もありません。

 

「携帯持ってないの?」

「…必要がなかったもので…」

 

結局、イケメンと縁を結びたいサニーの譲歩で、彼女の連絡先のメモを死神が受け取る事で両者は合意。

死神が指輪を手にします。

 

二人の出会いを面白そうに見守る存在がいました。

露店で指輪を並べていた赤い服の女性。

 

正体はウンタクを庇ったあの産神さまです。

運命の輪はここでも回り始めていたのでした。

高麗(コリョ)時代~現代 掛け軸の記憶

トッケビ3話ネタバレ感想

その頃シンは部屋で掛け軸を広げていました。

古びたそれに描かれたのは古風な衣装に身を包んだ若く美しい女性の姿。

 

シンは過去を思い出していました。

 

「遅かったか…」

 

復活した夜、王宮を急襲したシンは玉座の前に立ち尽くしました。

一族の仇の内、一人は殺しましたがもう一人の仇である王はこの時すでに亡くなっていたからです。

 

埋葬の為、豪華な覆いにすっぽり包まれている王の遺体を見たシンは傍に積まれた紙の山に足を向けます。

そこには画材や紙が散乱していました。

 

シンは死ぬ前の王が王妃だった妹ソンの絵を何十枚も描いていたと知ります。

床一面、足の踏み場もないほどに描かれた様々な妹の姿。

 

中に一つだけ掛け軸にされたものを見つけシンはそれを広げました。

 

「……っ……」

 

そこにあったのは彼が見た妹の最期の姿でした。

 

「……っ、……っ……」

 

掛け軸を手に嗚咽するシンの手が震えます。

この掛け軸を持ち彼はその場を去りました。

 

後に残った絵はすべて王宮と共に燃やされたのです。

 

 “前にお進みください兄上(オラボニ)

構いません。

 

これで終わるならそれがわたくしの運命です。“

 

死の間際、毅然とした態度で話した妹の言葉をシンは思い出していました。

900年経っても忘れられない哀しいトッケビです。

決意の家なき子

トッケビ3話あらすじ感想

ウンタクのバイト先ではサニーがヤキモキしていました。

今か今かと待っているのにイケメン(死神)から連絡がこないのです。

 

当の死神は悩みに悩んでいました。

人間のサニーと死神ではどう考えても未来はないからです。

 

叔母が夜逃げし住む家がなくなったウンタクも悩んでいました。

意地悪な担任に頼れるはずもなく、シンがくれた蕎麦の花束を手に街をさ迷います。

 

ウンタクが気になって仕方ないシンは、彼女を探して“どこでもドア”を使いました。

玄関扉を何度も出入りするシンに呆れた死神は

 

「気でも触れたのか?」

 

と尋ねますが、シンは

 

「呼ばれないと居場所が分からない。

何でも出来るトッケビなのに私は役立たずだ」

 

としょんぼり。

「電話すれば良い」というアドバイスも

 

「それも良いかも。…番号が分かるなら。」

 

というわけで役には立ちません。

 

諦めきれないシンは傘を手にもう一度扉を使いました。

心配で見送った死神はいつまでも戻らない相手に「見つけたな」と笑いを零します。

 

自覚はないでしょうが、完全に友情を抱く仲になっている二人です。

 

ウンタクは母親との思い出が残る堤防にいました。

天国の母に向かい「誰も私の事を気にしないの」と泣く少女。

 

へこむ少女に無情な雨が降り始めます。

 

「また雨…」

 

しかし雨粒がかかったのはほんの数秒のことでした。

 

「?」

 

何かにさえぎられていると気づいたウンタクは振り返って目を見張ります。

背後からシンが傘をさしかけていました。

 

「雨が降るのは私が憂鬱だからだ。すぐ止む。もう憂鬱ではなくなったから」

「困ったわ。

これから雨が降るとおじさんの心配しちゃいそう。

 

人の事気にする余裕ないのに。」

 

穏やかな時間が流れる中、ウンタクはシンにカエデの栞を渡します。

プレゼントを受け取ったシンは少女の頭を不器用に撫でて「明日この国を発つ」と話しました。

 

別れが寂しくて無言になる二人。

止みかけた雨が再び激しい雨音を立て始めました。

 

その夜。

死神とシンは同じ長椅子に座って、最後の時を過ごしていました。

 

静かだった家に呼び鈴が響きます。

60年ぶりに鳴らされたチャイムにシンも死神も怯えますが、相手がウンタクだと知って仰天します。

 

ウンタクが口を開きました。

 

「私が“視える”って言えばおじさんはこのまま韓国にいる?」

「君は何も視えないだろ?」

「視えるわ。ねぇ視えたらどこにも行かない?」

「嘘を言うな」

「視えるもん!」

 

ウンタクはそう叫ぶとまっすぐシンの胸を指差しました。

 

「この剣!」

「……っ!!」

 

少女の言葉にシンの身体は一瞬で固まり、空には雷鳴が響き渡るのでした。

トッケビ3話の感想

伝説のランウェイはいかがでしたか?

イケメン二人の迫力ある登場とまっ二つに斬られた車。

 

怒涛の展開は何度見ても度肝を抜かれます。

この回も展開が早くて飽きないですね。

 

内容も濃いし、見逃せない場面だらけでどこをお勧めするか迷います。

主役の二人はもちろんですが、男性陣のトークはどれもこれもおかしいし、

 

シンの哀しい過去や運命を思うと切なくなるし、本当に良いドラマだと思います。

まとめ

せっかく距離が縮まってきたのに離れ離れになる事となった主人公たち。

二人の未来にやきもきさせられた視聴者はどんでん返しにビックリさせられます。

 

突然“剣が視える”と宣言したウンタクをシンは花嫁と認めるのでしょうか?

賑やかし担当だと思っていた(失礼!)イケメンの死神も何やら事情がありそうです。

 

おじさん二人と女子高生の今後にご期待下さい!