トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜2話ネタバレあらすじを感想付きで紹介!

ドラマ『トッケビ』、第2話は“悲劇の主人公”キム・シンが一転、“可愛いおじさん”の顔を見せ始めます。

神に近い力をもつ彼をそうさせる女子高生チ・ウンタク(キム・ゴウン)とはいったい何者なのでしょう?

 

19歳の女の子に振り回される939歳のおじさんの情けない顔を心ゆくまでお楽しみ下さい。

【トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜2話】ネタバレあらすじ

不思議な子と思っていた少女は、不思議どころではすまない事をしでかしました。

トッケビの“瞬間移動”についてきたのです。
(某漫画の“どこでもドア”に近い)

 

誰も出来なかった事をやってのけた彼女に仰天するシン。

トッケビとして復活して900年、彼がここまで驚いた事はありません。

 

未来の姿(吉凶)がまったく見えない彼女を初対面の時から気にしていた彼も、今回のコレはまったくの想定外でした。

 

「…いったい何者なんだ…?」

 

恰好をつける余裕をなくしたシンに少女は更なる爆弾を投下します。

 

「おじさんがトッケビなら結婚する!

花嫁になってあげるわ! 愛してる!」

「………」

 

あっけらかんと愛を告げて笑う少女におじさんはタジタジ。

 

「じゃ、ここからは新婚旅行ね! あっち行きましょう♪」

「おい…」

「ねぇねぇ、私、不法滞在に見えないよね?」

「ちょ…、」

「きゃーアレ何―? すごーい可愛いー!」

「… 待…っ」

 

ケベックの街じゅうをピョンピョン跳ね回るウンタクは後を追うのも一苦労。

“初めての海外“に浮かれてはしゃぐ女子高生の行動原理は予測も制御不能でついて歩くシンは思わず頭を抱えました。

カエデの伝説

トッケビ2話ネタバレ

「さすが“カエデの国”ねー。」

 

ようやく興奮の治まったウンタクは走るのをやめ、楓の舞い散る公園を歩きだしました。

 

「……」

 

気疲れのせいで口数が少ないシンは返事もしません。

 

「ここが私のレッドカーペットね。私と歩けて嬉しい?」

「……」

 

黙ったままのシンを見ても不幸に慣れっこの女子高生はへっちゃら。

 

「否定より無視の方がいいわ」

 

前向きな少女は[妖精出没]の看板に

 

「私のことね。」

 

と笑います。

調子が狂いっぱなしのシンは複雑な表情を浮かべました。

 

空間移動が出来た事はもちろん気になりますが、この時の彼は彼女から目が離せない自分に混乱していたのです。

絶え間なく舞い落ちるカエデを見たウンタクが無邪気に手を伸ばしました。

 

「知ってる? 落ちてきた葉を掴むと…」

 

そこまで言った時、ウンタクは背の高いシンが手を伸ばして落ち葉を掴んだ事に気づきます。

 

「掴んだの?早く捨てて!」

「なぜ?」

「一緒に歩いてる人と結ばれるっていうから…」

「正直に言え。いま思いついた話だろ?」

「違う。散る花びらを掴むと初恋が実るっていうのと同じよ。」

「(私を)“愛してる”んだろ?」

「おじさんトッケビなの?」

「違う。」

「じゃあ捨てて!」

(このあたり、自分をトッケビだと認めないシンのせいで会話がややこしくなっています)

 

すったもんだの末、カエデを手にいれたウンタクは、戦利品を見て満足そうに笑いました。

二人はケベックで最高級のホテルに到着。

 

「幽霊に話しかけられた」と怯えるウンタクを残し、シンは本来の目的地に向かいます。

死神は気難しい

トッケビ2話あらすじ

同じ頃、業務中の死神は飲酒事故の加害者と被害者の前に座っていました。

被害者に“忘却のお茶”をすすめる彼に加害者が文句をつけます。

 

「なんで俺にお茶をくれないんだ?」

「罪を忘れない為だ。人を殺したのは初めてではないだろう?」

「!」

 

この男、実はお腹にウンタクを宿した母親を轢いた犯人だったのです。

 

「初めはお茶が飲めなかった事を、次に飲めなかった理由を考える。

そして悟る。

 

過ぎた時間は戻らない。

自分は今地獄にいるんだと。」

「…っ」

「毎日身体を引き裂かれる。罪は永遠に許されない。」

 

土下座して許しを乞う男を見ても死神は態度を変えず

 

「神は気難しい方なんだ。」

 

と呟くのでした。

墓参りにて

トッケビ2話のネタバレ

シンがケベックに来たのはユ一族の墓参の為でした。

墓には不老不死の主人に仕えてくれた人達の名が刻まれています。

 

「皆、変わりはないか?私は相変わらずだ。

…まだ安らかにはなれぬ。」

 

そう声をかけたシンはそのまま黙って立ち続けました。

 

置いてきぼりにされたウンタク。

あちこち探検した彼女が見つけた時、シンは墓に囲まれた一角に座りこんでいました。

 

「見つけた」

 

笑みをはじけさせた少女は、相手の表情に何かを感じ、そっと後ろに下がります。

邪魔にならない場所に座ったウンタクは持っていたタンポポをかざしました。

 

フーッ。

飛ばされた綿毛に囲まれている事にシンは気づきません。

 

どこか寂しそうな彼をウンタクは黙って見守りました。

 

うす暗くなって、ようやく立ち上がったシンは傍にいるウンタクに驚きます。

 

「待ってろと言ったのに」

「だから待ってたわ。気づかなかったでしょ?」

「……」

 

姿勢を正したウンタクが墓に向かって頭を下げました。

 

「チ・ウンタクといいます。200年後おじさんの花嫁になります」

「違う!」

「…違うそうです。200年後もおじさんはステキです。

時々口が悪くなるけど心配はいりません。それでは。

(シンを見て)行こ?」

 

行動が読めない相手をシンは黙って見返しました。 

連れだって歩く二人の会話は、ウンタクの問いにシンが答えることで続きました。

 

「ここには長く住んでたの? 行き来した回数は?」

「山小屋がホテルになるまではずっと。以来何度も行き来してきた。回数は覚えてない。」

「小屋を買っとけば良かったのに」

「……」

(トッケビではないと否定する割に、シンが不老不死で長く生きてきた事が前提の会話です)

 

黙って見返すシンにウンタクが気づきました。

 

「…まさかあのホテルはおじさんの…?」

 

事実を知って騒ぐ少女にシンは問いかけます。

 

「学校、遅刻じゃないか?」

 

現役女子高生は一気に顔色をなくしました。

 

「韓国って今何時?」

「午前10時」

 

完全にアウトだと知った高校生は

 

「担任に殺される」

 

と顔を覆います。

“どこでもドア”で戻った二人。

 

ウンタクはシンに改めて礼を言うと、跳ねるように去っていきました。

死神とトッケビ

トッケビ2話のネタバレ

陰険な担任の叱責に涙目になりながら、いつもの生活に戻ったウンタク。

 

誰からも大事にされない彼女は、ラジオを聴きながらカエデを眺めて心を慰めます。

母親を亡くしてから辛い日々ばかりの彼女にとって、ケベックでシンと過ごした時間は宝物のように輝いていました。

 

 

家に戻ったシンは死神を使った実験を試みます。

 

「私の後ろについてこい。ピッタリと」

「?重要な用でなければ殺すぞ」

「それが出来るか確かめる」

「…?」

 

同居人と物騒な会話を交わしたシンは玄関扉を使い、“どこでもドア“で空間移動しました。

いきなり命令されワケが分からない死神も後に続きますが扉の外にシンの姿はありません。

 

「???」

 

死神がついてこられない事を確かめたシンは改めてウンタクの事を考えます。

戻ってきたシンに死神が「どういう事だ」と尋ねましたが、まともな答えは得られません。

 

「不思議だろ?死神が出来ない事をあの子はやってのけた」

「誰が何をやったって?俺が何を出来ないっていうんだ!」

「用は済んだ。あっちに行け(シッシッ)」

「やり直しを要求する! どういう事か説明しろーー!」

 

理不尽な対応に怒りをあらわにする死神を置いて、シンはサッサと立ち去るのでした。

 

 

叔母一家にいじめられながら頑張るウンタクは、チキン店でアルバイトが決まります。

嬉しくてマッチの火を吹き消して自分を呼び出した彼女に、シンは困惑しました。

 

いつどこで召喚されるのか予測がつかないからです。

 

「いつ呼ばれてもカッコいいと思われたい」

 

ここでも被害を受けたのは死神でした。

絶えず相談してくるシンのせいですっかり睡眠不足。

 

いたずら好きで有名なトッケビに、おもちゃにされてしまいます。

初めはやられっ放しの死神でしたが、彼も神に近い存在です。

 

キッチリ反撃する死神と同居する内、シンは彼と悪友のような関係になっていきました。

この様子を目の当たりにしていたのがユ家の跡継ぎドクファです。

 

順応力が非常に高い御曹司は、死神とトッケビという“普通でないおじさん”を平然と受け入れました。

怒ると雷を、哀しむと雨を、嬉しい時は花を咲かせるトッケビを長年見てきた彼は、死神の正体に気づいても驚きません。

 

むしろバレている事に気づかないおじさん達の事を心配するドクファは本当にいい子です。

(お金にルーズなのがアレですが)

真実

トッケビ第2話ネタバレ

バイトが決まったウンタクは願いを叶えたお礼を言う為、シンを召喚します。

しかしカエデの葉で手作りした栞を握る彼女の前に現れたのは…死神でした。

 

9歳の時は産神がいて庇ってくれましたが今は誰もいません。

まだ19歳だと訴えても聞き入れない死神に万事休すのウンタク。

 

そこに現れた影に死神が気づきました。

 

「お前、今度は誰と一緒にいるんだ?」

 

蒼ざめた彼女の背後に立っていたのはシンでした。

彼に気づいたウンタクは自分よりシンの身を案じます。

 

「目を合わせちゃダメ。あの人死神よ。」

 

背伸びして両手で自分の目を覆い、死神から庇おうとするウンタクを、シンはじっと見降ろしました。

怖くて震えているに自分を必死に庇おうとする健気さ。

 

心を動かされたシンは真実を明かします。

 

「大丈夫だ。どんな死神でもトッケビの花嫁を連れていけない。

トッケビの目の前なら尚更。」

 

話を聞いた死神がいったん引き下がった後、シンはウンタクに嘘をついた事を認めますが、彼女を花嫁とは認めませんでした。

 

「私が可愛くないから認めないのね」

「可愛い。だが私は可愛い人を探しているのではない。

900年の間、私は或る物が見える人を探してきたんだ。」

 

自分に価値がないと感じ、傷ついたウンタクは

 

「もう二度と召喚しない」

 

とその場を去ります。

トッケビを無に帰すのが花嫁の役割とは知らない彼女をシンは複雑な気持ちで見送りました。

 

落ちこむ二人。

しかし運命の輪は動き出していました。

 

ウンタクの叔母に迫った借金取りのゴロツキが、ウンタクの母親が残した保険金を狙って彼女をさらったのです。

 

「金はどこだ!」

 

山奥を走る車の中、ナイフで脅される彼女に死が迫っていました。

 

「誰か助けて…っ」

 

ウンタクが強く思った途端、首のアザが光を放ちます。

 

この瞬間、死神と喧嘩を楽しんでいたシンはウンタクの危機を察知しました。

ウンタクは気の短いゴロツキによって傷つけられる寸前です。

 

「ママ…、ママ…ッ」

 

泣く事しか出来ない少女が天国の母親にすがった時、突然車が止まりました。

 

「…アニキ、あれ見て下さい…」

 

ゴロツキの子分が指さした先に背の高い影が二つ浮かび上がります。

ウンタクは見ました。

 

怒りに目を血走らせた守護神が死神と肩を並べ、近づいている姿を。

トッケビ2話の感想

2話はいろんな場面が楽しめる回です。

とにかくケベックの景色が美しい。どこを見ても絵葉書かと思わせる絶景です。

 

素晴らしい景色をバックに見るシンの表情も良いですね。

情けない顔、寂しそうな顔、いたずら成功の顔、悩む顔、怒りに満ちた顔。

 

どれも魅力的です。

 

特にガックリ肩を落とした序盤の彼と颯爽と現れるラストシーンのランウェイの落差が、最高にシビレました。

 

守護神を引っ張り回すくせに相手の事を思いやる事も知っているウンタクの優しい心も

ホロリときます。

 

麗しい死神の新たな一面(お笑い転向?)にも目が離せません。

トッケビ2話のまとめと次回予告

まだドラマは序盤なのに、気が抜けない第2話。

伏線が張り巡らされていますのでどの場面も飛ばさずしっかり見る事をお勧めします。

 

ついにシンは自分がトッケビであると認めました。

自分を花嫁と認めないシンと喧嘩別れしたウンタクが“嘘ばかりつくおじさん”から真実を聞く日は来るのでしょうか?

 

なんだかんだと仲が良くなってきた死神との関係性も気になります。

次回、怒り狂った守護神がどんな風にヒロインを救うのか、瞬きせずご覧ください。