ホジュン11話ネタバレあらすじ

ホジュン~伝説の心医~第11話のあらすじネタバレをみていきます。

 

前回、ドジにより降格されたジュンでしたが、今回は闇の中に一筋の光明を見出すことになります。

 

ユ・ウィテの患者への献身、これぞ心医という場面がまさに見どころです。

 

もう一人の師匠、山小屋の医者による、天と人の数の不思議についても、楽しく学べました。

 

そして女性でなかったら素晴らしい医者になっていただけの才能を持ったイェジンは、独自の道を歩み始めます。

 

「ホジュン~伝説の心医~」第11話をもっと楽しめるプチ情報

五臓六腑:日本では、酒を飲んだ時、よく五臓六腑に染みわたる、これは「五臓六腑」が内臓を表すことに由来する。

 

  • 五臓とは、肝臓、心臓、脾臓(ひぞう)、肺
  • 六腑とは、胆、胃、小・大腸、膀胱、三焦(さんしょう)

 

をそれぞれ意味する。

 

以上は、山小屋の医師の説明によるもので、諸説ある。

 

ただ、中国由来の陰陽五行説では、五臓が陰、六腑が陽であるとされる。

 

また同じく九星という言葉も出てくるが、日本の神社でよく配られる高島暦もこれに由来するものと考えられる。

二十四節気(季)も日本でもよく季節の変わり目に紹介される。

 

ホジュン~伝説の心医~第11話~のネタバレあらすじ

汚名を着せられ、ひとり酒を飲むジュン。

水汲みに戻り、医学書を読んだり病舎へ出入りすることを禁じられた憤りを感じながら・・・

 

家の前では、ダヒが心配そうに待っていた。

 

ジュンがドジに罵倒されるのを見ていたからだ。

 

しかし、ジュンはダヒを安心させようと、ドジに気に入られたと言う。

またダヒも、ジュンを慮り、昼間見たことを口にせず話を続けている。

 

ジュンは、水汲みのあいだに薬草を見つける。

そして、薬草について教えてくれた、山小屋の医者のことを思い出す。

 

その男は断崖の上で運動(太極拳)をしていた。

ジュンは、

 

「先生!」

 

と呼びかけ。医術を教えてほしいと頼む。

 

「変わり者の俺に何を教わる気だ」

 

と言い、断る医者。

しかし、食い下がるジュンであった。

 

 

イルテの妻は、よせばいいのにジュンの母に、

 

 

「ジュンが患者からカネをせびり、水汲みと雑用に降格させられた」

 

と告げ口する。

 

驚き、嫁のダヒに真偽を確認するジュンの母。

ダヒは落ち着き、知らないふりをしようと言う。

 

「旦那様のように高い志を持つ者は、とかく妬みを買うものです」

 

一途にジュンを信じるダヒ。

 

ジュンは仕事を終えると、あの変わり者医者の元を再び訪れ、「弟子にしてくれ」と何度も小屋の戸を叩く。

そこへ、大師が酒を以てあらわれる。

 

ジュンと間違えて、太師に

 

「帰れ」

 

という医者。

 

その後意気投合し、大師と山小屋の変わり者は酒を酌み交わす。

 

ウィテの妻(オ夫人)は、息子のドジに縁談話をする。

しかし、ドジは、

 

「心に決めた人がいる。

イェジンです」

 

と告げ、それに大声で反対するオ夫人。

外を通りかかったイェジンは、偶然それを耳にしてしまう

 

朝になり、

 

「ホ・ジュンはどうした」

 

と尋ねるウィテ。

 

ドジは、

 

「不届きなことをしたので、私が雑用係に戻しました」

 

とウィテに言う。

 

不届きなこととは、と重ねて尋ねるウィテに、

 

「患者や家族にカネを無心していたのです」

 

と答えるドジ。

怪訝な様子だが、あえて何も言わないウィテ。

 

 

ジュンは山小屋の前で夜中まで正座して頼み込む。

根負けした医者は、渋々と言った様子ではあるが、ジュンを弟子にする。

 

医者は、医術に関してジュンに滔々と教え込む。

 

「医術とは、人間が本能でみずから救おうとする行為である。

したがって、おのれの身体に刺さったものを抜いたり、傷んだものを食べて吐いたりするのも医術だ。

 

医術を学ぶには、人体を知らねばならん。

人体は宇宙と似かよっているのだ。」

 

医者の言葉を、ジュンは一心に聞き入る。

 

医者は続けて、

 

生命の根源は宇宙のそれと同じだ、と。

 

人の頭が丸いのは、足が四角いのは、から始まり、五臓六腑、12経脈、365の関節などを宇宙に例えてわかりやすく説明する。」

 

・・・そして、医者の長い話は終わりに近づく。

 

病を治すには、患者の心を癒すこと。

患者が抱く不安や疑い、雑念を取り除き、心身を楽にしてあげること。

 

「人の心を天と一体にすることで、人は穏やかになり、病は癒える。」

 

その教えに、ジュンは心医としての心構えを学ぶのであった。

 

感想

ジュンは、2人の師匠により、ついに心医への道を見つけました。

 

ウィテは、ジュンを連れて民の家へ往診に出向き、汚い血膿をみずからの口で吸出し、手本を見せました。

 

山小屋の医師には、医者としての心構えを教わり、ついに鍼の打ち方まで、教わることになりました。

 

道は遠くても、母のため、ダヒのため、そして多くの患者のため、がんばれジュン!!

 

 

後日、ウィテと酒を酌み交わした大師は、自分の師匠に会いに行った帰りに、

 

「山小屋の医師に会ってきた」

 

とウィテに言いました。

 

名はグァンイクと言い、

 

「罪人の死体を解剖しようとして、内医院を追い出されたやつだ」

 

と教えます。

 

ウィテも興味津々で、

 

「解剖したのか!?」

 

と大師に訊きます。

 

大師は

 

「まさか」

 

と答え、

 

「内医院のヤンがかばって投獄を免れ、内医院の追放にとどまって、今はケモノの皮を剥いでおるわ」

 

と笑い飛ばしていました。

 

儒教の国、朝鮮時代では解剖はみな倫理にも劣る、という考えなのか、と私は思いました。

 

そして、ウィテ同様、絶対合いそうにないグァンイクをヤンがかばったというのも妙だな、とも感じました。

 

ヤンも、王族たちを相手にする以上、腕の立つ腹心が欲しかったのでしょうね。

 

身分制と戦い抜き、とうとう夫婦になったジュンとイェジンでしたが、対照的にダヒは誰もが恐れる大風瘡(だいふうそう、ハンセン病のこと)の治療をする大師のもとで働くことで身分制に反発するのでした。

 

イェジン、たまには泣いてもいいよ~・・・

 

前回、男っぷりをさげたドジは勘違い男のままでいつ自立するのか・・・

次回に期待・・・できるかな?