ホジュン22話ネタバレあらすじ

ホジュン~伝説の心医~第22話あらすじネタバレを見ていきます。

 

鎮川の住民への献身的な治療で名を上げたジュンは、県監の診療のために、強引に屋敷に連行されることに・・・

そこには、師匠ウィテの姿がありました。

 

ホジュン~伝説の心医~第22話あらすじネタバレ

県監の屋敷、ウィテが診察する。

診察を終えたウィテは、ジュンに向かい

 

「お前も診なさい」

 

と言う。

ジュンが診察を終えると、

 

「どうだ」

 

とウィテが訊く。

 

「霍乱(かくらん 急性胃腸炎)です」

 

患者の家族が

 

「それは危険な病なのか?」

 

と訊く。

ジュンは、

 

「はい、中でも嘔吐や下痢をしない乾霍乱は、短時間のうちに命を奪いかねません」

 

そこまで聞き、ウィテは立ち上がり、帰ろうとする。

 

「彼一人で治療できますので、ご心配には及びません」

 

師匠!と言い、止めようとするジュンに、

 

「早く治療を始めなさい」

 

と言い、ウィテは本当に立ち去ったのだった。

 

 

ユ医院では、オグンたちが事情も知らずに、薄情だ・恩知らずだとジュンの陰口を言っている。

しかしイェジンは

 

「それはあり得ません」

 

と言い、ため息をついて、こちらも立ち去る。

 

 

県監の屋敷では、ジュンみずからが煎じ薬を作り、鍼も打ち、懸命の治療で、なんとか峠を越えた。

ジュンは帰途、ウィテが自分に治療を任せた意味について考えていた。

 

(なぜおれに患者を任せたんだ。

しくじれば師匠も、無事ではいられぬだろうに。

 

俺を信じて認めているということか?

 

まさかな、あれほど懇願しても、破門を解かれなかった。

むなしい期待、無駄な望みだ)

 

と、思いつつも、ジュンはユ医院の門をくぐる。

薬草採りたちの敵意のなか、ジュンはウィテに促されて屋敷に入る。

 

ウィテが、

 

「県監はよくなったか?」

 

と訊くとジュンは

 

「霍乱は治まりましたが、胸の苦しさを訴えるので、参胡三白湯(じんこさんぱくとう)を」

 

と答えたが、ウィテはさらに、

 

「一般に霍乱の後遺症とは?」

「では薬は?」

 

と矢継ぎ早に質問し、ジュンはすらすら答えた。

ウィテは

 

「県監には鍼と灸、どちらを施した」

 

すかさず、ジュンが

 

「鍼です」

 

と答えると、

 

「刺鍼の2つの方法とは?」

 

とのウィテの質問にも

 

「悪い血を抜く方法と、気血をよく巡らす方法です。

県監には後者を」

 

完璧な処置でした!

ウィテは、

 

「今から病舎に行って、消渇と痘瘡の患者の容体を診ろ」

 

ジュンばかりか、イェジン、オグンもウィテのその言葉に驚く。

喜ぶジュンは、

 

「師匠、二度と、師匠の想いを裏切りません!」

 

と誓うのであった。

イェジンはその様子を大喜びで見つめていたが、後ろではオグンが複雑な表情を浮かべていた・・・

 

 

ジュンの家ではは母とダヒが知らせを聞き、喜ぶ。

いっぽう、イルソの家では、ジュンがユ医院でまた働き出すとヤンテから聴き、イルソもハマンも、過去のいきさつを知るだけに、あきれてヤンテにこう言う。

 

ハマンは、

 

「今やホ先生の名は、咸安(ハマン)や居昌(コチャン)にまで、鳴り響いているんだよ。

なのに、なんでまた、ユ医院に戻るのさ」

 

イルソは

 

「あんな人の下で働くと、苦労ばっかりだぞ。

俺なら医院を開いて稼ぐね」

 

 

オグンは薬草採りたちと酒を酌み交わす。

 

ジュンが戻ると聴いて、薬草採りたちの間にも困惑が広がる。

血の気の多いジャンセが飛び出して行く。

 

ジャンセは、ウィテに医院を辞めたいと言い、7年分の賃金を払ってくれ、と求めたが、ウィテにはそんな金は無いと言われてしまった。

賃金の代わりに、ユ家に代々伝わる膏薬の製法を書き留めてもらい、いったんは納得したかに見えたが・・・

 

診察中のジュンに、オグンが駆け込んでくる。

なんと診療簿が無くなっているというのだ!

 

オグンが言うには、間違いなく、ジャンセの仕業だと言う。

イェジンは、

 

「診療簿には性別や年齢、発病時期、処方した薬、病状が書かれてるので、見れば医者の振りはできます」

 

診療簿盗難の知らせを受けたウィテは、ジュンに新たな診療簿の作成を命じた。

 

「私がですか?」

 

と聞き直すジュンに、

 

「患者の発病の時期を聞き、現在の状態から、処方すべき薬の名と、所見を書き留めればいい」

 

と言い渡した。

ジュンが訊き直し、なおも納得のいかぬ様子で

 

「所見は書けても、大勢いる重症患者の処方までは到底」

 

と言いかけたところを遮り、ウィテは

 

「何も完璧な処方を、書けとは言わん。

お前が見て、判断したとおり書けばいい。」

 

医院をジュンに任せて三寂寺へ向かうウィテは、途中で大師と出会い、海に夕日の沈む美しい光景を眺め、

 

「絶景だな、

実に荘厳で美しい光景だ」

 

という大師の言葉を受け、ウィテは

 

「荘厳なのも、当然だろう。

悠久の歳月にわたり、この世を見下ろし、たった一人で世界を照らしてきたのだからな。

 

有限の命を与えられ、苦しみながら、短い生涯を生きる人間とは、別の存在なのだ。

 

 

自分が生きているのか、死んでいるのか、分からなくなることも、しばしばだった。

 

ずっと医業に携わっていながら、命とは何たるかを、考える暇もあまりなかった。

 

人はいずれ死ぬのに、病を治し続ける、医業というものは、考えてみれば実に、小さな行為なのかもしれん。

 

結局、死を避けることはできんのだ。

 

やり残したことが多くても、やり終えるまで、待ってはくれないのが死だ」

 

と、滔々と語る。

大師もしみじみと、

 

「いくらあがいても、永遠にこの世には留まれない。

だが、永遠でなくても構わんさ。

 

我々、人間は、永遠の歳月の中を、巡り続けるのだから。

我々が死んでも、次の世代に引き継がれる」

 

と笑い飛ばす。ウィテも、

 

「命の限り生きれば、私の果たせなかったことを、誰かが代わりに、引き継いでくれるだろう」

 

大師は、ウィテのその言葉を聞き、

 

「ジュンのことか?」

 

と聞きかえすのでした。

 

感想

今回はホジュン22話のあらすじネタバレを見ていきました!

 

今度ばかりは、イルソ夫妻の言うとおり、どこかに医院を構えて、と思う部分もありました(笑)

ですが、これで再びジュンは念願のウィテの弟子に戻ることが出来ました!

 

貧しいながらも、今までになく幸せそうなジュンとダヒ、そして母親。

この幸せが続けばよいのですが・・・

 

次回予告

ついに、ウィテと絶縁して漢陽に居を構えたドジ親子。

そのドジの内医院での初仕事が、まさかの王子の診療とは・・・

 

ドジの動きにも注目していきましょう!