ホジュン～伝説の心医～61話のあらすじネタバレをみていきます。
王の王妃選びには高官を避け、姻戚を排除するという意向にもかかわらず、ドジが重臣の陰謀に巻き込まれてしまう。
一方、ジュンは医書編さんのため、明国への旅に出た。
留守を託されたドジは、新たに選ばれた王妃の原因不明の病に悩まされる。
ホジュン～伝説の心医～61話あらすじネタバレ
王妃候補の家族の調査に向かうドジと医官、医女の前に仁嬪の兄ゴンニャンが現れる。
ドジひとりが呼び出され、ゴンニャンと２人きりで話をした。
ドジが何か話でも、と聞くとゴンニャンは、
「今から話すことは、他言無用で頼む。
私の親友の娘が最終候補に残っている。
刑曹議郎チャンの娘だ。
そこで、そなたに助けてほしい。
チャンの娘が王妃になれば、私や仁嬪様はもちろん、そなたの運命も変えられる」
医官、医女はふた手に分かれる。
チャンの屋敷では、テウンと判官に賄賂を渡した。
しかしドジとミョンウンの訪れたキムの屋敷では、誠実な対応を受け、娘の母は自分が流産の経験があると正直に告げる。
候補者たちは、ジュンが直接問診した。
チャンの娘は、病歴は何もない、と答える。
一方、キムの娘は、母が自分を産む前に流産した、と正直に打ち明けた。
結局、どちらの家も問題はない、ということになり、ドジが最終点検と、礼曹（イェジョ）への報告をすることになったのである。
ドジがゴンニャンの話を思い出しながら歩いていると、当のゴンニャンが声をかけてきた。
診察の結果は、と聞くので、ドジは話せないと答える。
ゴンニャンが懇願した。
「信城君（シンソングン）の死に関して、私はそなたを責めなかった。
誠心誠意、仁嬪（インビン）様に尽くしたことを、誰よりもよく知っているからだ。
どうか今一度、仁嬪様の力になってくれ」
頼まれたドジが「私は何をすればいいですか」とゴンニャンに聞くと、こう答えた。
「キム家の病歴をでっち上げてくれ。
王様を動揺させるような。
そなたにとって、最大かつ最後の機会になるぞ。
御医になるべきだったのは、そなたのほうだ」
・・・その２人が話しているところをジュンや、マンギョンたちが見かけてしまう。
マンギョンが、ドジはまだ権力欲を捨てていない、と言ったがジュンがもうやめなさい、とマンギョンを制す。
内医院で会議が行われた。
ジュンは王妃が決定したら、婚儀までの離宮における侍医が必要で、人選はドジに任せると言う。
ドジは、自分がやりたいと言った。
他の医官は経験がない、と言い判官が賛成したが、ドジに不審を抱くマンギョンはこう言ったのである。
「確かにそうですが、誰にでも最初はあります。
経験を積むいい機会です。
下の者に譲っていただけませんか」
この言葉に、ドジもあっさり引き下がった。
重臣による会議があり、王妃が決定した。
ソンが、
「ここへ来る前に礼曹から選考結果をもらった。
王妃様を迎えるに当たり、皆の期待も大きいだろうが、その前に王様の意向を伝える。
王様は選考の結果により、朝廷が分裂するのを案じておられる。
結果がどうあれ、王様のお心を乱すような真似はせぬよう頼む」
ソンは、書状を確認しながら、こう言った。
「王妃様は、元吏曹佐郎キム･ジェナムの娘に決まった」
ゴンニャンは即座にドジの裏切りを知ることとなる。
礼曹には根回しをしてあったからだ。
会議が追わると、ゴンニャンはドジを問い詰めた。
「どういうことだ！？」
ドジが何のことかわからないと、とぼけるとゴンニャンは
「本気で裏切る気か？」
と、にらめつけたが、ドジはこう言い放ち立ち去る。
「私はただの医官です。もう政治には関わらないので、あしからず」
背後でその様子を見ていたジュンは満足そうに微笑んだ。
内医院では、医書の研究にどうしても限界があることが判明した。
そこでジュンは、ドジを伴って王に拝謁し明国へ研究しに行く許可を求める。
重臣は反対したが、ドジがこう力説した。
「王様。王様が編さんに同意くださり、大監（テガム、ジュンのこと）は心の支えを得ました。
有益な医書を作れとの王様のお言葉を、胸に深く刻み今日まで来たのです。
完成した医書で医官が病の知識を深められれば、医書は代々引き継がれ、この国の民と王室を守っていくでしょう。
どうかご許可を」
ソンが賛成し、王の許可が下りた。
王から許可をもらったジュンは、ミョンウォンとサンファを伴い、明国へ旅立ったのである。
ジュンの息子ギョムとイルテの娘オンニョンは、それぞれに縁談が持ち上がっていた。
２人は幼なじみで、オンニョンは、ジュンが低い身分の時も高い身分になってもギョムひとすじだったのだ。
そんなオンニョンは、ハマンやユウォルに連れられて嫌々見に行った若い町医者に一目ぼれしてしまう。
一方、ギョムは仕方なく見合いをしたものの、オンニョン以外に結婚相手はいないと言った。
イルテは、ジュンセたちにそそのかされ、王妃候補のチャンに賄賂を贈って大損していただけに大喜びする。
そんな折、王妃が懐妊した。
ドジが脈診し、王の前でホンチュンも脈を診たので間違いなく、宮中が喜びにつつまれた。
・・・ゴンニャンを除いて。
そして、世子も胸中は複雑だった。
そんな中、王妃が浮腫を患ってしまう。
ドジもソヒョンも、そして婦人病に詳しいホンチュンでさえも普通の浮腫ではないと感じていた。
しかし、原因が分からず、身重で安静が必要な王妃と王には、心配を掛けまいとして内密にする。
重臣たちは、ドジが原因究明できないことを糾弾していた。
しかしドジは、毅然として
「罰なら今ここで受けても構いません。
ですがお忘れなく。
王妃様には絶対安静が必要なのです。
妙な憶測で王様と王妃様に不安を与えては、お腹の子に毒です」
儒医のチャン･ジャクも同調し、その場は収まった。
その頃、明国では、一区切りをつけたジュンたちが帰国しようとしていた。
王妃の浮腫が膿んでくると、王が不審を抱きだす。
王はドジに向かい
「私に嘘をついたのか？」
誤解です、と言うドジに、王はこう言った。
「では、なぜ悪化しているのだ？そなたを信用できん！」
それに対しドジは
「今、膿を治す湯薬を使うと、むしろ毒になりかねません」
と、答えたが、王は
「聞きたくない。王妃が苦しんでいるのだぞ。湯薬を使え」
と命じた。
ドジは「それはできません」と反対し、王が
「使えと言うのに！」
と命令しても、ドジがいつになく強い口調で
「なりません！」
と言い、王は驚く。
黙ってやりとりを聞いていた王妃は、
「王様。内医正の気遣いもご理解ください。
お腹の子に悪影響が及ぶのを恐れているのです。
内医正は誰より案じてくれています」
そんな折、漢陽に明国の使臣が到着した。
倭国との戦争で援軍を出した見返りを、また求めてきたのである。
実は明国の使臣が来たのはこれで３度目だった。
交渉は世子にさせ、財政については王に一任することになる。
その件は片付いたが、ゴンニャンがこんなことを言った。
「明の使節団に随行している医官がいるのですが、その医官に王妃様を治療させてはいかがでしょう」
感想
すでに世子がいるのに王妃選び、嫡子がほしくても、どんなに重臣が勧めても、王は断るべきでしたね。
また災いの種が生まれないと良いのですが・・・。
それにしても、ゴンニャンが「信城君の死に関して、私はそなたを責めなかった」と言うのには笑っちゃいました。
妹の仁嬪が、その分たっぷり責めたでしょうに・・・。
ただ、言われたドジも毅然と返していて、いよいよ医官として正しい道を歩きはじめました。
これからでも、ジュンと切磋琢磨してほしいですね。
ジュン、早く帰って来て・・・。
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まとめ
明国の医官が、内医院の医官を侮辱する。
この危機に、ジュンはどう対処するか。
そして、世子との関係に微妙な溝が・・・。
次回、派閥争いが、深刻度を増す。
