ホジュン40話ネタバレ

ホジュン~伝説の心医~40話のあらすじネタバレをみていきます。

 

ジュンが恭嬪の兄に馬乗りになっている、まさにそのところに恭嬪を連れて国王が現れました。

 

王は、ジュンの治療が何の治療なのかを尋ねます。

そしていつまで治せるかも尋ねるのでした・・・

 

ホジュン~伝説の心医~40話あらすじネタバレ

ジュンの治療が終わり、国王が恭嬪に声をかけた。

 

「厳しい医官で義兄上も大変だったな」

 

恭嬪は、

 

「恐れ入ります」

 

と感謝する。

 

王は、ジュンに向かい

 

「都提調(トジェジョ)の推薦とはいえ、任せてよいか疑問だったが、あの気概なら信じてよさそうだ」

 

王は、恐縮するジュンに

 

「一つ疑問がある。

御医たちは治療に鍼を使った。

 

聞けば、口眼喎斜には鍼を使うらしいが、なぜ灸を?

灸も効くのか?」

 

ジュンはそれに対し、

 

「一般的に口眼喎斜には鍼と湯薬を使用します」

 

恭嬪が険しい顔になり、

 

「どういうこと?

では、なぜ灸を据えたの?」

 

と訊き、ジュンは、

 

「患者に灸を据えたのは、別の病のためです」

 

恭嬪が胃の病のことかと尋ねると、ジュン沈黙ののち、意を決して

 

「患者は、反胃です」

 

と宣告した。

王が、

 

「反胃だと?

反胃は大病だぞ。

 

なぜ御医たちは黙っていた」

 

と尋ねると、ジュンは

 

「王様。

治療は、御医とユ主簿(チュブ)の指示によるものです。

 

王様や恭嬪様が衝撃を受けないように、御医は黙っていたのです」

 

と御医たちをかばった。

 

 

恭嬪が

 

「王様、どうしましょう」

 

と不安げに訊く。

 

王が

 

「どうだ、治せるか?」

 

とジュンに訊き、ジュンは、病は初期段階で、最善を尽くすと答えた。

 

さらに王が、

 

「治療の経験が?」

 

と重ねて訊くと、ジュンは、

 

「師匠が治療するのを見ています」

 

と答え、恭嬪が

 

「患者は完治を?」

 

と訊き、ジュンは

 

「最初の患者は既に重症だったゆえ、命を救えませんでしたが、2人目の患者は治しました」

 

と答えた。

 

王が、

 

「師匠は誰だ。

その者を呼べ」

 

と命じた。

ジュンは、

 

「ユ・ウィテと申しますが、亡くなりました。

私の師匠も反胃でした」

 

 

重苦しい沈黙を破ったのは、恭嬪だった。

 

ジュンに、

 

「ホ参奉。

医術のことは分からぬが口眼喎斜と思ったら反胃と言われて、とても戸惑っている」

 

と訴える。

 

恭嬪の兄が、

 

「私を殺そうと躍起なのです。

だから反胃などとふざけたことを」

 

と口を挟むが、恭嬪は

 

「お兄様、王様の前で無礼です」

 

ついに王が

 

「ホ参奉は聞け。

病を治すには、医者を信頼せねばならん。

 

だが患者本人は不審がり、恭嬪も不安のようだ。

私としても心配だ。

 

そなたを信じられるよう誓ってほしい。

いつまで治すと約束をしろ」

 

と訊くと、ジュンは

 

「王様。

恐れながら、治療に約束などできません」

 

と答えると、恭嬪の兄が、

 

「王様、ただの言い逃れです」

 

と責め、恭嬪も

 

「治せるのなら、約束できるはずよ」

 

と言い、王も

 

「治せないのなら はっきり言え。

無理強いはしない」

 

とジュンに訊く。

ジュンは、

 

「私の指示に必ず従うのなら、お約束します」

 

食事から治療法に至るまでの指示に従うなら、と条件を付けたうえで、

 

「それでしたら、5日で完治させます」

 

と断言した。

 

一同、驚愕の表情を浮かべる。

 

王が、

 

「5日だと?

反胃をか?」

 

とジュンに尋ね、ジュンが肯定すると、

 

「“宮中にざれ言なし”

約束が守られることを私も信じて待とう」

 

と王が言い渡したのだった。

 

 

ジュンが煎じ薬を作っていると、ソヒョンが思いつめたような顔をしてジュンに言う。

 

「参奉。

“宮中にざれ言なし”の意味をご存じですか?」

 

と尋ねた。

 

イェジンが、

 

「何か別の意味が?」

 

と訊くと、ソヒョンは

 

「先王の時代、王族とみだらな行為をした医女がいました。

捕まった彼女は、ただ湯薬を作っただけだと罪を否定したのです。

 

すると、その処方を書けと命じられました。

結局彼女は書けず・・・

 

“宮中にざれ言なし”と手首を切断され、追放されました。

彼女の他にも、王族の診療を誤った医官が、手首を落とされました」

 

ソヒョンは涙声になり、

 

「なぜ あのような約束を?」

 

 

・・・“宮中にざれ言なし”

ジュンが王と交わした約束の噂は、瞬く間に広がった。

 

ドジから報告を聴いたジュンの異母兄ソクは大いに喜んだ。

 

ドジの屋敷では、世継ぎではなく女児が生まれ機嫌を悪くしていたドジの母が、嬉しそうに宴会の準備を始めた。

 

恵民署では、マンギョンと、ジュンを訪ねてきたグァンイクがジュンの話をしているところに報せが入り、2人の顔色が変わった。

 

そして恭嬪の兄も、ジュンへの復讐を心待ちにしながらおとなしく治療に応じていた。

 

そんな矢先、恭嬪の兄が急に苦しみだし、大量の吐血と血便が出た。

 

病状が悪化したとの報せに、恭嬪が駆け付けた。

 

しかし、ジュンの快方に向かっている、との説明に恭嬪は、

 

「では待つわ。

期限は明日の戌の刻(いぬのこく、午後8時ころ)です。

 

それまではホ参奉の指示に従うのです」

 

と、兄に命じた。

恵民署の医官医女たちは、不安そうに空を見上げ、回復の知らせを待った。

 

・・・結局、無情にも刻限が過ぎ、ジュンは恭嬪に報告した。

 

感想

そもそも、ヤンとドジが反胃を見つけられなかったために、王とあんな約束をする事態になったのに、そんな2人をかばうなんてジュンも人が良すぎますね。

しかし、それこそがジュンという人間でもあるから仕方ないのかもしれませんね(汗)

 

ジュンには、目の前の患者の治療しか、頭にないのでしょう。

 

 

グァンイクがマンギョンにこう言っています。

 

「死より怖いものがあるからだ。

師匠であるユ・ウィテとの約束、それを守れぬことを最も恐れている。

 

医者の信念を捨てるより、死を選ぶ男だ」

 

次回予告

王との約束の刻限に間に合わず、恭嬪の兄はここぞとばかりに、厳罰を求める。

 

ジュンの心医への道はここで途絶えてしまうのでしょうか。

そして、ジュンの命は・・・?

 

イェジンとソヒョンは、恭嬪に必死に赦しを請うが、果たして!?