ホジュン伝説の心医4話ネタバレ

ホジュン~伝説の心医~第4話のあらすじネタバレを見ていきます。

 

今回は、父リュンとジュンとの間に確かに存在した絆を思い、涙が出てしまう・・・そんなお話です。

そして今回、またしてもジュンは身分の壁というものに、叩き落とされてしまうのでした。

 

「ホジュン~伝説の心医~」第4話の解説

コ・ドゥシム:韓国で「国民の母」と呼ばれる名脇役。

おもに脇役であるにも関わらず、韓国主要TV3局の演技大賞を5回も受賞している(MBC・SBS各1回、KBS3回)。

 

年間大賞のため、1度でも大変な栄誉だが、5回はコ・ドゥシムただ1人である。

 

このドラマのホ・ジュン役を演じたキム・ジュヒョクの悲報に接し、涙を流してその早すぎる死を悼んだという。

 

このドラマではホ・ジュンの母親役を演じる。

今回、わが子をかばう母親役を熱演。

 

ホジュン~伝説の心医~第4話のネタバレあらすじ

密貿易の罪で父ホ・リュンの前に突き出される、ホ・ジュン。

 

処分を任せられたリュンは息子を前にして、

 

「身分が卑しい者は性根も卑しい」

 

と蔑む。

 

それに対してジュンは

 

「いっそ両親とも賤民であったら、町民の子として生まれていたならこんな生き方をしていません。

側室の子として生まれていなければ、こんな生き方をしていません」

 

父に対する、身分制に対する「鬱憤」をリュンにぶつける。

 

激高したリュンが、ジュンの首を斬ろうとしたまさにその時、ジュンの母(側室)が息子をかばう。

 

「すべて私がいけないのです」

 

と・・・

 

いっぽう、町医者チャンはジュンを捕えた軍官にダヒの居所を密告する。

 

そしてジュンが叛逆者イ・ジャンチョンとその娘ダヒをかくまっていたこと、ジャンチョンの死も。

 

軍官、葬列で疫病と騙されたと知り、怒りに震え兵士を伴いダヒの行方を追う。

ジュンの弟分ヤンテがダヒを連れて弥勒寺(ミルクサ)へ向かい逃亡する。

 

軍官は、リュンに明朝ジュンを逆賊として平壌の役所に送ると言う。

拷問を受けるジュン。

 

ジュンの母がリュンに必死に懇願する。

 

「あれほど聡明な子を、庶子として産んだ私が悪いのです」

 

と。

 

それを牢の中で聞いているジュン。

リュンもしばし回想する。

 

10年前のあの雪原で、ジュンに「父上」ではなく「旦那様」と呼ばれ、

 

「側室の子として生まれたのが私のせいですか?」

 

・・・

 

夜、連れ出されるジュン。

平壌への道ではない。

 

林の中にひとり残されたジュンの前に現れたのは、父だった。

 

「逃げろ」

 

ポツリとつぶやく。

 

驚くジュンに書状を差しだし、慶尚道(キョンサンド)の山陰(サヌム)に親しい役人がいるから母親と逃げろ、という。

 

父と子の別れ。

リュン「お前を恨んではいない」と。

 

「身分を言い訳に人生を無駄にするな!」

 

とも。

父リュンへの誤解が解け、逆賊と知りながら逃亡させた父の行く末を思い、手紙を抱きしめ泣き崩れるジュン・・・

 

 

渡し場で待っていた母に、連れていきたい人がいると言い、母の制止を振り切ってヤンテとダヒを迎えに弥勒寺へ向かうジュン。

 

ためらうダヒに

 

「同じように追われる身分だから」

 

と言って3人で寺から渡し場に向かう。

 

渡し場への道中、検問があり、ヤンテがおとりとなってジュンとダヒは辛くも母の待つ渡し場に達し船で窮地を脱した。

 

一行はひとまず途中の漢陽(ハニャン、現在のソウル)で下船、渡し場で役人に

 

「号牌(ホぺ)を見せろ」

 

と言われるが、混乱に乗じて漢陽の街にもぐりこんだ。

 

父リュンがつけてくれた護衛が、山陰への乗り継ぎの船を探す、と言って出掛けたまま戻らない。

 

護衛の荷物の中には

 

「山陰で家を買うように」

 

父が持たせてくれた金が入っているというのに。

 

漢陽の街を捜し歩いたジュンは、やっと護衛を見つけたが、格闘中に役人に捕まってしまった。

 

牢の中で、ジュンは衝撃の事実を知る。

ダヒの身分が回復していた・・・

 

感想

ダヒを想いながらも、静かに立ち去るホ・ジュンの気持ちを考えると、涙が出そうになります。

 

つかの間、同じ身分だからと思った自分に腹が立ったでしょう。

 

ジュンがダヒに残した手紙に心が揺れます

 

「大切な思い出として胸にきざむ」

 

と・・・

 

龍川を脱出する時に、ダヒを見て、母はジュンに

 

「身分違いの恋をしてはいけない、私のようにはなるな」

 

という忠告をしています。

 

でも、ジュンは同じような境遇だから、と淡い期待を持っていたと思います。

 

そんなジュンの淡い期待は次々と打ち砕かれてしまいます。

 

まず漢陽の渡し場で号牌が無いことで、あやうく捕縛されそうになります。

 

次に護衛がカネを持ち逃げします。

どうせ追われる身なのだから、追いかけても来ないだろうと安心しきっていたようです。

 

そして、決定的なのはダヒの身分が回復しなければ良いのにとさえ思っていたのに、ダヒは両班に戻っていたのでした。

 

ジュンは身分制という厳しい現実に何度傷つけられればよいのでしょうか?

 

母を連れ、漢陽から山陰まで果てしない旅を続けるジュンに希望はあるのでしょうか。

 

そしてダヒの想いは・・・

 

美しい山河と対照的な哀しい母子二人連れ。

延々と続く並木道の先にあるものは・・・

 

今回、はじめてヤンテの男らしい姿を見ることができました。

 

生きて、生きて再会できればよいな、と思いました。

父とも。もちろんダヒとも。