ホジュン~伝説の心医~14話のあらすじネタバレをみていきます。
ソン大監(テガム、正二品以上の高官のこと)の息子からその母親の治療を命じられたウィテは、
「重病人の治療を放り出して治療に行くことはできぬ」
と命令を拒否し、自身の代わりとしてジュンとイェジンを昌寧(チャンニョン)の屋敷へ往診に行かせるが・・・
「ホジュン~伝説の心医~」第14話をもっと楽しめるプチ情報
両班:両班は支配階級ではあるが、驚いたことに、明確な定義がないらしい。
ネットでも検索したが、不明なので、書籍にあたってみた。
その書籍の定義するところによれば、キム進士は「在地両班(郷斑)」であり、土地の有力者と言う程度だそうである。
下記はその書籍からの引用である。
『両班とは、ひと言でいえば、朝鮮王朝時代に支配階級に属した人々のことです。
もともとは、王宮で国王列席の儀式が行われるとき、その場に参席できる高級官僚を指す言葉でした。
高麗王朝や朝鮮王朝では、国家的儀礼の際、国王は南向きに立ち、その前に官僚たちが2列に並びました。
そのとき、国王から見て左側(東側)に文官が、右側(西側)に武官が並び、この2つの列を総称して「両班」と呼んだのです。」
(出典:「教えて!チャングム」 発行 TOKIMEKIパブリッシング 発売 角川書店)
よく「両班は朝鮮王朝時代の貴族階級」と説明されますが、これは正確ではありません。
というのも、両班という身分には、はっきりと明文化した定義がなかったのです。
極端にいえば、「自他ともに両班と認められた一族」が両班だったのです。
その条件はいろいろあり、今でも両班の定義が議論になるほどですが、しいて言えば、次のようになるでしょう。
「名家中の名家の一族か、あるいは科挙合格者や高名な学者を祖先に持つことがはっきりしている者で、儒教を重んじた両班らしい生活様式を守っている人」』
【ホジュン~伝説の心医~第14話のあらすじネタバレと感想】
立った、そして歩いた!
なんと、ジュンの治療が功を奏し、ソン大監の妻が自力で歩きだしました。
一同、驚愕。
それもそのはず、患者は数多の名医の治療もむなしく、瀕死の寝たきりの重病人だったのです。
こうして、ジュンはソン大監や、とりわけその息子のミョンフンの信頼に応え、自力で歩きだすほど回復させることに成功したのでした。
良かった、本当に・・・
ジュンがイェジンを昌寧を行かせた直後、ユ医院では、ウィテをその妻オ氏が責め立てます。
「なぜドジではなくジュンをいかせたのか」
と。
こわ~、オ氏の眼力。
ウィテは、妻の怒りにひるまず、
「どうでもいいことだ」
とやり過ごします。
オ氏、ますます怒り、息子が高官に取り入る絶好のチャンスをみすみすジュンごときに与えてしまった、と大騒ぎ!
・・・聞いてられない、親ばかですね(^_^;)
ドジも、黙って父を睨みつけます。
ウィテは静かに、
「お前も同じ考えか」
と息子ドジに尋ねます。
ドジは、
「今回ばかりは、父上のあやまり」
です、と言い切ります。
ドジは、
「自分より腕の劣るジュンに、重病人を任せたからだ」
とその理由をウィテに説明します。
ウィテは、
「鍼はお前の専門ではない、中風(脳卒中)は鍼の腕が肝心だから」
とドジに説明します。
自分よりジュンを信頼していると知り落胆するドジと、ユ医院に大風瘡(ハンセン病)患者がいる、と聞き狼狽する母オ氏と・・・
ソン大監の屋敷に到着したジュンとイェジンでしたが、ウィテではないと知ったソンは、息子のミョンフンに、使えないやつだ、と怒鳴ります。
ミョンフンも、ユ先生は重病人の治療が済み次第こちらへ向かう、と言うのですが、ヤン大監は受け入れません。
ジュンが、堂々と、
「どんな偉い方でも、医者でない限り病は治せません」
と言い放ちます。
大監は、ジュンの姿勢に次第に理解を見せます。
さすがは、右議政にまでのぼりつめたヤン、懐の大きさが違いましたね。
そして、診察ばかりではなく、ついには薬の処方、鍼まで任せることに。
ジュンは、師匠ウィテの言葉をかみしめながら、必死で鍼を打ちます。
いっとき、成功したかにみえた患者であるヤンの妻の容態が、急激に悪化!
ヤンは、ジュンが失敗したと思い込み、投薬治療を中断させ、ジュンを納屋に閉じ込めてしまいます。
ジュンの命運もつきたのでしょうか。
初めてみるイェジンの取り乱した姿・・・
「ジュンに治療を」
と必死に大監に頼みこむのでした。
その後、ジュンが逃亡!?
屋敷中大騒ぎのなか、何事もなかったかのように水汲みから戻るジュン。
逃げることもできただろうに、どこまでも患者によりそうその姿勢に、ヤンは再び大監らしい大物ぶりをみせるのでした。
そして奇跡の回復を遂げるのでした。
ジュンとイェジンが昌寧に旅立ったあと、ヨンテがジュンの母のもとに、やってきました。
ジュンの母は大喜び、ダヒもまた笑顔になります。
なにせ、ジュンは家族の貧しさに耐えかねてユ医院を辞めると言い出していたからです。
ダヒやヤンテ、イルソもジュンの着換えを持参して昌寧まで来ていたのでですが、やきもきしていました。
ジュンが、治療に失敗したという、知らせが届いたからです。
ダヒなどは、イルソに酒をおごる、なんて言いだしました。
無理やり山陰から連行されたドジは、さぞかしはらわたが煮えくり返っていたでしょう。
ジュンの腕に嫉妬もしたのは明らか。
そしてイェジンの想いは・・・
まとめ
またしてもジュンに苦汁を飲まされたドジ、どんな行動をとるんでしょう?
また、予告編では、ウィテに激しく叱責されるジュン。
何があったのでしょう。
次回へ続く・・・