ホジュン17話ネタバレあらすじ

ホジュン~伝説の心医~17話のあらすじネタバレをみていきます。

 

プサンポに従いハン進士(チンサ)の屋敷に赴いたジュンは、進士の息子夫婦の子供を、医学書では、と前置きしたうえで、男の子だとプサンポに告げた。

 

なんと、プサンポは進士に女の子と伝え、男子に変えてみせると豪語してしまった。

 

詐欺の共犯にされたジュンの運命は・・・

 

ホジュン~伝説の心医~第17話あらすじネタバレと感想

ジュンは、プサンポを殴り倒してこう言う。

 

「金が必要でも、詐欺などするもんか」

 

プサンポは笑いながら

 

「甘ったれたこと言うなよ。

破門の屈辱を忘れたか?」

 

とジュンに言い返す。

ジュンは、

 

「お前みたいな奴を信じた俺が、馬鹿だった。

俺は帰らせてもらう」

 

と言い捨て、ジュンは進士の屋敷を立ち去ろうとする。

そこへ、進士の屋敷に役人が押し寄せる。

 

「医者はどこですか?」

 

と進士に訊く。

 

「向こうだが、何事だ」

 

と進士が役人に訊き返す。

 

そこへ帰ろうとするジュンと、止めようとするプサンポが出くわす。

2人は役所に連行されてしまった。

ジュンは必死に申し開きをするが、役人は聞き入れない。

 

「黙れ!

 

転女為男法とやらを掲げて、善良な民から金をだまし取ったのだろう?

痛い目に遭いたいのか?」

 

と役人に言われジュンは茫然とする。

プサンポは役人に、

 

「私はただの薬草採りだった男です。

診察など、できるはずがありません。

 

ですが、このホ・ジュンは、有名な医者です。

私はただ手伝っただけです。

 

転女為男法など、聞いたこともありません。

無知な薬草採りに、何の医術が使えましょうか」

 

と、ジュンに濡れ衣を着せる。

ジュンは役人に、

 

「大嘘つきと仕事をした罪は、私も認めますが、偽の医術はしておりません。

信じてください」

 

と、必死に訴える。

役人は、

 

「黙れ!」

 

と一喝したうえで部下に、

 

「この連中の、被害者たちをここへ」

 

と命じる。

 

ジュンはハン進士の屋敷にいたことを見られていて、結局プサンポの仲間とみなされてしまう。

そのうえで役人は、

 

「お前たちのような悪党は、断じて許さん。

切実な親心を利用するとは、人間の風上にも置けぬ。

 

お前たちも人の子であろう!」

 

と、2人を断罪するのだった。

2人は棒叩きの刑に処せられる。

 

プサンポは往生際悪く

 

「お役人さま、どうかお許しください、この通りです」

 

とわめき続ける。

 

しかし棒叩きは続く。

 

そこへ所用でウィテが現れる。

 

「あれは?」

 

と訊くウィテに、役人は

 

「偽の医術で人をだました、悪党どもです」

 

と告げる。

 

そして役人はウィテに、

 

「先生にお尋ねしよう。

転女為男法をご存じかな?」

 

ウィテは応じて

 

「医書に載っております」

 

と言う。

 

役人は

 

「では本当に胎児の性別を、女から男に変えられると?」

 

と、不審げにウィテに訊く。

 

ウィテは、

 

「医書が常に正しいとは、限りません。

生命の誕生や性別の決定を、人が操ることはできません」

 

と、役人に断言する。

役人は

 

「そうでしょうとも、だが奴らはでまかせを言い、人から金を、だまし取ったのです」

 

とウィテに説明する。

役人とウィテは、その場を立ち去るのだった。

ウィテは、役人に灸による治療を施すと

 

「彼らはどうなるのですか」

 

と、尋ねる。

すかさず役人は、

 

「詐欺罪だから、厳罰に処するつもりだ。

あんな悪党どもが、医業を続けたら、ユ先生のような誠実な方まで迷惑をこうむる」

 

と赦さない構えをウィテに見せる。

ウィテは、

 

「この私も、処罰してください」

 

と、役人に言い出す。

驚く役人に、

 

ウィテは座り直し謝罪する構えを見せる。

 

「ユ先生、どうなされた」

 

と尋ねる役人に

 

「あの者たちは、かつて私の弟子でした。

私が至らぬゆえに、あのような愚か者を、世に送り出してしまいました。

 

私が償うべき罪です」

 

とウィテが謝罪する。

それを聞いて、役人は、

 

「ますます二人の罪は許しがたいですな。

プサンポはただの薬草採りだが、ホ・ジュンは医者だと聞いた」

 

と憤る。

ウィテは、

 

「プサンポはどうか分かりませんが、ジュンには何か、誤解があるはずです。

私を罰して、ホ・ジュンをお許しください。

 

どんな事情があったかは、存じませんが、人をだますような者では、ございません」

 

と、役人に懇願し、役人は当惑気味に・・・

その後、ウィテの懇願のかいもあり、ジュンは開放されることとなった。

 

 

「医者は患者を助けるが、患者も医者を救う。

医者は患者を助けるたび、己の欲と邪心から救われるのだ。

 

だがお前は患者は助けても、己は救えなかったな・・・

この言葉の意味を知れば、破門された理由が、おのずと分かる・・・」

 

ジュンは、赦免されてから、自宅にこもり、大師の言葉を反芻し続けていた。

意を決して、ユ医院を訪れたジュンは、周囲の好奇なまなざしのなかで、跪く。

 

師匠ユ・ウィテの許しを請いに来たのだ。

ジュンは、

 

「ようやく、破門された理由が、分かりました。

師匠が推薦状を燃やした理由も・・・

 

真の医者とは何かを、私は忘れておりました。

 

己を満たし、救うものは、推薦状ではありません。

病に苦しむ患者のみだと、やっと気づきました。

 

私には、医者の道しかありません。

患者を救いたいのです。

 

師匠、どうかお許しを・・・」

 

固唾を飲み見守るドジやイェジンたち。

ウィテは、ただ一言、

 

「帰るのだ」

 

と言い、その場を去ってしまう・・・

 

ジュンは、門前に跪き再度許しを請うが、ウィテは無視してオグンを連れて外出する。

一部始終を目撃した大師が、帰り際、イェジンに呼び止められる。

 

「ホ先生を頼みます。

私は先生を、心から尊敬しています

 

医者の道をあきらめるには、惜しい方だと思います。

大師様がホ先生にご教授を」

 

と、イェジンは真剣に大師に頼み込む。

大師はジュンに、

 

「本当に医者の道しかないのか?」

 

はい、と答えるジュンにさらに

 

「己を満たし、救うものは、病に苦しむ患者だと?」

 

はい、と力なく答えるジュンに、大師は、私について来い、と言う。

大風瘡(ハンセン病)の患者を診ろ、というのだ。

 

「本当に医者の道を歩む気ならユ医院にこだわらずに、私と共に、彼らの面倒を見てはどうだ」

 

との問いに答えられずにいるジュンに、

 

「情けない奴だ、患者を恐れているうちは医者になどなれん」

 

と、大師は断言する。

 

その後帰宅したジュンは、

 

「大師を訪ねて三寂寺(サムジョクサ)へ行く」

 

という決意を母と妻ダヒに打ち明ける。

嘆く母に向かい、ダヒは、

 

「難しくて当然です。

免賎(ミョンチョン、賎民の身分が回復されること)へ通じる道ですから」

 

と断言する・・・

 

三寂寺へ向かう、ジュンの前に、謎の装束の群れが襲い掛かる。

ジュンは2人を倒したが、20人近い男たちに囲まれていた。

 

手に手に武器を持っている。

ジュン、絶体絶命か!

 

「何をしておる」

 

大師の声に、男たちはおとなしくなった。

 

襲ってきた彼らは、なんと大風瘡の患者たちだった!

大師はジュンに、こともなげに笑い、

 

「世間に対する敵意が今も強い」

 

と伝える。

 

 

大師に連れられて、寺に向かう途中で、夜中にもかかわらず太鼓を連打する音が聞こえた。

 

その若者は、鋭い目で大師の姿を睨み、太鼓のバチを投げ捨て、立ち去る。

 

ジュンが大師の客人に引合されると、なんとそれは山小屋の師匠、グァンイクだった!

 

そこで、ジュンは、はじめて笑顔を見せる。

 

 

ジュンの身の上に起きたことをグァンイクが知り、ジュンを戒める。

 

そして、休もうかという時間になると、再びあの太鼓の音が聞こえる。

 

あくる日、太鼓の若者に、ジュンが薬を差し出す。

 

だが、若者は太鼓を止めない。

 

大師が諌めても、若者は反発して、薬も飲まずに立ち去る。

 

ジュンがグァンイクに何者か尋ねると、サムジョク(大師)の息子だと言う。

 

夜になり、お経を唱える大師のうしろにあの若者が刃物を持って近づく。

 

その場では、思いとどまったものの、

 

「いつかお前を殺してやる」

 

と言い立ち去る大師の息子サンファ。

 

 

グァンイクはジュンと酒を酌み交わし、昔話をする。

大師が本名のキム・ミンセとして、御医の後継者と言われたころの話だ。

 

・・・大師とグァンイクは内医院の医官として働いていたが、大師は出世に興味が無く、世子(セジャ、国王の嫡子)の担当という御医に次ぐ地位を辞退し、医術の研鑽に努めていた。

 

ミンセ(大師)はグァンイクの妹を妻に迎え、子供をもうけた。

その子の名前はサンファだと言う。

 

グァンイク、こう無念そうにつぶやく。

 

「ミンセは幸せの絶頂にいた、あの事件が起こるまでは」

 

サンファが大風瘡の者に連れ去られたのではないか、と言う使用人がいた。

それを聞いて倒れるミンの妻。

 

「大風瘡の者は子供を食べるという噂がある。

当時は俺たちもその噂を信じていた」

 

感想

免賎!

ずっとダヒが耐え続け、目標にしていたのは、これだったのですね。

 

いっぽうで、気丈にも、ジュンへの想いを胸に秘めて支え続けてきたイェジンがついに倒れてしまいました。

 

ジュンがとうとう三人目の師匠につき、三寂寺へ行く、大風瘡の治療という心医への道を歩き出したのを見届けて。

彼女のことも、気になります…

 

まとめ

次回は、大師の若かりし頃の所業が、ジュンに明かされます。

 

イェジンの容態も気になりつつ、次回へ続きます。

どうか、イェジンもジュンも、二人の若者両方に明るい未来がありますように!