ホジュン~伝説の心医~19話のあらすじネタバレをみていきます。
三寂寺で献身的に大風瘡の治療にあたるジュンと、イェジンに振られ学問の一意専心するドジ。
二人は、遂に科挙を受験することになるが・・・
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ホジュン~伝説の心医19話あらすじネタバレ
大師に、医術を学ぶ、ジュンとダヒは、呼吸法を学ぶ。
「呼吸とは、陰の気を吐き出し、陽の気を吸い込むことだ。
陽の気を吸い込むには、時間が大事だ。
陽の気が生じる、深夜から正午の間は、呼吸法を行う。
陰の気が生じる、正午から深夜の間は、呼吸法は行わない。
・・・呼吸法とは何だ」
という大師の質問に、
「ゆっくり息を、吸い込んでから止め、限界に達した時、ゆっくり吐く方法です」
すらすらとイェジンが答える。
なおも大師が
「呼吸法を行う際は、雑念を捨てる。
眼と耳から入るもの、心に浮かぶもの、すべてをすてろ」
と二人に教える。
ドジもまた、父ウィテに学ぶ。
「怒りを感じるときは上り、喜びを感じると気は緩む。
悲しみを感じると気は消え、恐れを感じると気は下がる。
寒いと気は収縮し、暑いと気が漏れる。
驚くと気は乱れ、疲れると気は消耗し、頭を使うと気は固まる。
この九つの症状を九気の病という。
では何を処方する」
と、ウィテは息子に尋ねる。
ドジもまた、すらすら答える、
ウィテは頷いたのち、
「大事なのは、患者の感情を静めることだ」
ドジの母オ氏は、ドジが静かに科挙の勉強をするため、3か月も前に山陰より漢陽に近いしずかな寺にこもらせる。
しかも、付き人として、オグンとヨンダルまで同行させる。
夜半、大師に呼ばれたジュンは、
「科挙を受けろ」
と、言い渡された。
まだ大師に教わりたい、というジュンに、
「お前の出世のために受けろと言うのではない。
内医院の書庫には、貴重な医書が山とある。
生薬倉庫は、珍しい薬草ばかりだ。
その医書と薬草を研究し、私の夢を継ぐ医者になれ。
内医院で体系的に勉強して、真の実力を習得しろ。
そうすれば、大風瘡に効く薬もいつか突き止められるだろう。
伝染病で死んでいく民を救うこともできる。
ここは私とイェジンに任せてお前は行け。
今のお前の実力に勉強できる体系さえ整えば、いい医者になる。
迷わず科挙を受けろ」
と言い、大師は弟子の後押しをするのだった。
ジュンは、自分の仕事を引き受けてくれたイェジンに、心をこめた礼を言う。
大師やイェジン、サンファたちに見送られ、ジュンは三寂寺を旅立つ。
ジュンは、科挙の行われる漢陽(ハニャン)に向かう前に、山陰(サにム)の実家に向かう。
道すがら、薪をたくさん担ぐ女性をみかけた。
なんとダヒだった。
実家に戻ると、ジュンはダヒに苦労をかけたと謝罪する。
そんなジュンに、ダヒは気丈にふるまう。
そこへ、ジュンの母が現れて満面の笑みを見せる。
ジュンは、科挙に行く、と報告する。
路銀の心配をする母だが、ダヒが奥から巾着を取り出す。
中には、驚くほどの大金が入っていた。
「いつか必要になると思い、ユ医院で雑用をして、貯めました」
と、ダヒが言う。
母が、
「冷たくジュンを追い出した、ユ医院に?」
とダヒに尋ねると、
「旦那様のためなら、どんな屈辱にも耐えられます」
と、事もなげに言う。
母もジュンも言葉が出ない・・・
ジュンは痛む足をひきずりながら、師匠や家族のことを思いながら、ひたすら歩き続けると、とある宿で山小屋の師匠グァンイクが酒を飲んでいた。
驚くジュンに、
「お前に会うため、半日も待ったぞ」
と言い、餞別を渡す。
師匠は、イェジンから預かった手紙も渡し、
「では落第してから会おう」
と言い、笑いながら立ち去るのだった。
イェジンの手紙には、
唐の詩人の言葉を引用し、
「私の未熟な医術では、彼ら(大風瘡の患者)の苦痛をやわらげられず、ホ先生の不在がこたえます。
先生の目指す道が、患者を慈しみ、心医になるためのものなら、内医院の合格を、心よりお祈りします。
どうか心医となり、患者を苦しみから、お救いください。」
ダヒの言葉と心意気を噛みしめながら、ジュンは漢陽へと急いだ。
だが、宿にはドジとその一行がいた。
そして、他にも内医院を目指す医者もいた。
夜中になり、庭で騒ぐ者たち。
夫婦連れで、家族に重病の患者がいるから誰か診て欲しい、とのことだった。
ドジが、患者の症状を訊き、処方箋を書くから薬を買え、と言ったが、
「今にも死にそうなのに、薬なんか効くものか!」
とますます騒ぎ出す。
「何が医者だ、人が死にそうなのに、何とも思わないのか」
「なんて薄情なの、人が死にそうなのに、医者のくせに知らん振りだなんて」
夫婦そろってわめき散らす。
見かねたジュンが、漢陽とは逆方向だというのに、診察に出かけてしまう。
宿ではドジと同室の受験生たちが、治療をしに行ったのが、高名なホ・ジュンと聴き驚き、漢陽とは逆方向なのに、戻ってその診察を見に行くことになった。
むろんドジは行かない。
ウィテの屋敷では、自室の掃除していたウィテがダヒに、
「ジュンを破門したのは、考えがあってのことだ。
あまり落胆するな。
ジュンを信じて待っていれば、苦労は報われる」
と声をかける。
夫を褒められ、ダヒは誇らしい気持ちになるのであった。
感想
科挙が10日後にせまっているというのに、無料で診察してくれる医者がいる、という噂はあっという間に村中に広まってしまいました。
患者をどうしても捨てきれないジュンは、最初は昼まで、次は月が出るまでと出発を遅らせていきます。
2人の受験生も1人去り、2人去り、とうとうジュン一人に・・・
自宅で治療した時にどんな目にあわされたか、忘れたのでしょうか?
村人たちが、自分のことしか考えない鬼に見えました。
貧しいから医院に行けない、というのなら帰りを待つべきだろうと思うのですが・・・
ジュンが受験に間に合うことを祈るばかりです。
まとめ
思わぬ足止めをくってしまったジュンは、果たして科挙の試験に間に合うのでしょうか。
心医として成長したジュンだからこそ、村の人を見捨てることが出来なかったのでしょうね・・・
人助けが彼の足を引っ張る、なんてことにならないことを祈るばかりです!