トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜9話ネタバレあらすじを感想付きで紹介!

ついにウンタクが自分の運命を知りました。

シンには産神が残酷な予言を聞かせます。

 

切ない運命に胸が痛くなりますが、それだけで終わらないのがこのドラマ!

ウットリもキッチリ用意してくれるトッケビ第9話の展開をお楽しみください。

トッケビ9話ネタバレあらすじ

「つまり剣を抜けばおじさんは消えるのね」

話を聞いたウンタクはシンに貰ったソバ君(ぬいぐるみ)を手に家を出ていきました。

 

「行こうソバ君。ここも私の家じゃなかった。

この世のどこにもないんだわ」

 

命を授ける神なのに我が子(シン)に死を促し、くさくさする産神の前にドクファが現れます。

 

「一杯どう?」

「奢ってくれる?」

 

ニヤリと笑う御曹司。

人が変わっています。

 

“ そして百年たったある日、ほど良い天気のある日、初恋だったと…君に告げたい ”

 

産神の予言でささやかな願いが叶わないと知り、シンは落ちこみました

彼に呼応した空が雨を降らせます。

 

その雨の中、真相を知った少女が泣きながら歩きました。

ウンタクはシンが言っていた言葉の裏の意味に気づいたのです。

 

「初めからそのつもりで…。ああもう殺してやりたい」

 

少女の不在に気づいたシンは慌てました。

死神がワケを話そうとしますが動き回る相手を捕まえられません。

 

「堤防、学校、図書館、公園にもいない。

幽霊たちもあの子を見てない。あの子のバイト先のチキン店の場所は?」

「原因は俺だ。剣の事を話した」

「何故話した!」

 

シンは怒りますが

 

「お前に死んでほしくない」

 

と返され目を白黒させました。

 

「怒って良いぞ」

「怒るワケないだろ!

死ねじゃなく死ぬなと言われて!」

 

出ていくシンを見送り死神が呟きました。

 

「本当に友情が芽生えてしまった…」

 

チキン店を訪ねたシンは、そこで初めてサニーと顔をあわせます。

 

「オラボニ(お兄さん)、うちに何か用?」

「ここでバイトしてた子を探してる」

2500万ウォンの身なりの方が時給6030JKどう関係が?

もしやオラボニ(お兄さん)が私からバイトを奪ったの?

あなたがあの子を泣かせたクソ野郎?もしかして既婚者?」

「まだ式は挙げておらぬが、花嫁はいるゆえ既婚者ともいえる」

「は?」

「君とも複雑な縁がありそうだがそれは次の機会にしよう」

 

シンはそう言うと戦闘モードのサニーを残し立ち去りました。 

捜索

トッケビ9話あらすじ

ウンタクが心配でたまらないシンは、力を暴走させます。

街を霧で覆い、赤い月を登らせ、果ては死者を生き返らせて。

 

「お前ら夫婦には同情する。だが何しても良いと思うのか?

名簿を焼くなんて!おかげで俺の後輩は大迷惑だ!」

「誰かに気づいてほしくて。それが神でも良いしあの子なら尚良い」

「…」

 

万策尽きたシンは死神に頼みました。

 

「書類(処理漏れ報告)を提出しろ」
(出せば死の通知が届く)

「あの子を死なせる気か?」

「名簿が来れば日時と場所が分かる。そこに私が行けば助けられる」

「俺には提出する意思がない」

「神の意志が働いている(名簿なしでも死がウンタクに迫っている)」

「!」

「私たちは無力だ。トッケビと死神が揃っていてあの子一人救えない」

「分かった。提出する。だがもし…」

「危機になれば感じる。最期の瞬間あの子が求めるのが…私なら」

 

天変地異に気付いたユ・シヌがキム秘書を呼びました。

 

「この世には説明のつかぬ事がある。君は気づいているか?」

 

最近キム秘書はシンの存在を気づき戸惑っていいました。

以前見たユ・ジェシンという男にソックリだったからです。

 

何年経っても変わらないなんているわけがないのに、と。

 

「年を取らない男なら存じております」

「それについて誰かに話したか?」

「いいえ」

「君を雇ったのがその方なのだ。

家も親もない者を援助し面倒を見た篤志家が誰か君は知っているかね?

覚えておきなさい。その方の本当の名は姓は“金”

名は信じるの“信”という」

 

キム秘書は声を失いました。 

告白 

トッケビ9話のネタバレ

「あの子を見つけたら何くれる?カード?」

 

そう言ったドクファが、ウンタクを見つけます。

場所は山深いスキー場でした。

 

忙しい中でもシンの事を考えてしまうウンタク。

初雪の日に剣を抜こうと約束した夜の事、寂しそうな笑顔…。

 

「(初雪どころか)雪だらけ」

 

彼女が雪原に文句を言った時シンが現れました。

 

「家に帰ろう」

「私に家はない。皆私を利用しようとしただけ。

或る人は保険金目当てに。そして或る人は死ぬ為に…」

「…」

「聞いたわ。私は無に帰す為の道具だって」

「話す機会を逃し、それを幸いだと思った。

出来れば死ぬ時まで逃し続けたかったが、それは許されない事だった。

この剣にしみた幾千の血と奪った命の重さを決める権利は私にはない。

だからこの剣を抜いてくれ」

「嫌よ。死んでも嫌。これからは知らない者として生きましょ。

キム・シンさんは遠い所で末永く生きて下さい」

「…」

「二度と顔を見せないで。今度来たら殺す」

 

少女…いいえもう彼女を見てそう思う人はいないでしょう。

シンを愛し苦悩した事で、ウンタクは大人の女性へと成長しました。

 

背を向けたウンタクに、何も言えないシンはその後も彼女を見守り続けます。

知らんふりを続けるウンタクが雪の降る道を林に向かいました。

 

強がっていた彼女は我慢出来ず振り返りますが、ついてきたはずの男の姿はありません。

がっかりして涙ぐんだ彼女が前を向くとその先にシンがいました。

 

彼は成績票を差し出します。

 

「良い成績だ」

「口実のつもり?」

「どんな物でも有難い。おかげで君に逢えた」

「逢ってどうするの? 一緒に生きる? 一緒に死ぬ? 次に来たら殺すって言ったよね。

いいわ。殺してあげる。

そんなに抜いて欲しいなら。来なよ。」

 

落ち着いた顔で足を進めるシンにウンタクは「信じらんない…」と顔を背けましたが次の瞬間、顔色を変えます。

シンが彼女の手をとり剣を握らせようとしたのです。

 

「抜け」

「っ」

「抜くんだ」

「放して!」

 

必死に暴れるウンタク。しかし掴まれた腕はビクともしません。

 

「やだ! 放して! やだやだお願い…」

 

目に浮かんだ涙はあっという間にいっぱいになりウンタクの嗚咽と共に零れ落ちました。

その涙にシンも力を失い二人は向かい合ったまま立ちつくします。

 

「あの時から決めてたの?」

 

“アジョッシ、私を愛してる?”

“必要ならそこまでしよう。愛してる“

 

「今は?私を愛してる?」

「…怖い。すごく怖い。だから君に必要だと言われたい。

“そこまでしろ”と言われたいし君を愛する口実がほしい。

それを口実にして私はもっと生きていたい。

君と共に…」

「…っ…」

 

しんしんと降る雪の中、二人は互いを見つめ続けました。

優しい嘘

トッケビ9話のネタバレ感想

想いを告げたシンですが、答えは出せません。

愛する人を無に帰す運命を知ったウンタクも同じです。

 

しかしそんな二人に運命は容赦なく襲い掛かりました。

帰宅したシンに、死神が届いた名簿について教えてくれたのです。

 

「あの子は一時間後凍死する。予想外の早さだ。何かおかしい」

「私のせいだ。剣を抜かなければあの子が死ぬ運命だから」

「神の意志でも俺は違う。お前もそうだろ?急げ!」

 

スキー場に戻ったシンはウンタクを探し求めますが見つかりません。

倒れた棚で頭を打ち気を失った彼女は倉庫の中で凍えていました。

意識のない唇が言葉を紡ぎます。

 

「ひつようよ… そこまでして… あいしてる」

 

その瞬間、バツン!と音を立てて消えたライトに、シンが反応しました。

振り返り倉庫のシャッターを上げた彼はギリギリでウンタクを発見したのでした。

 

手当てを受けたウンタクは無事退院し山頂に向かいます。

 

ゴンドラに乗ったウンタクは、マッチの火を吹き消しますがいつもならすぐ姿を見せるシンが現れません。

泣きそうな彼女の口元が、頂上に目を向けた途端ほころびました。

 

停車場に立つ男に気づいたのです。

扉が開くや否やウンタクは外に出ました。

 

差し出した手ではなく、胸をポカポカ殴る娘にシンが戸惑います。

 

「なんで直ぐ来ないの?

もう来ないかと思ったじゃない!」

 

涙目で自分を睨むウンタクにシンは首を傾げました。

 

「出迎えようと思って」

「そんなの頼んでない!」

「手を出して降りるのを手伝いたかった」

「もういい!知らない!」

 

ホッとした反動ですねたウンタクが外に出ていきます。

吹きつける風と雪。

 

足を止めたウンタクは後ろから回された腕に抱きしめられました。

照れ臭さと嬉しさが混じる彼女に、後ろからシンが告げます。

 

「ナドゥ(私も)」

「何が?」

「分からなければ良い」

「分かってる」

「なら良い」

 

この言葉は死にかけた時ウンタクが言った『愛してる』へのシンの返事でした。

以前の軽い告白と同じパターンですがこめられた想いは段違いのものです。

 

ウンタクはシンに向き直りました。

 

「私、もう剣が見えないの」

 

見えない剣は抜けないからシンを無に帰す事は出来ない。

健気な嘘にシンはそっと微笑みます。

 

頭をなでられたウンタクがシンに笑いかけ、二人は優しい嘘を共有したのでした。 

切実な願い

トッケビ9話のあらすじ感想

二人を迎えた死神が、シンを死者の茶房へ連行します。

そこへ現れた闖入者が二人の肝を潰しました。

 

茶房には入れない決まりの人間が侵入したのですから当然です。

不可能を可能にしたのは「便所に行きたい!」という人間の“強い意思“でした。

 

切実な願いが神の力を押しのける。

前代未聞の事態を目撃し二人は慌てますが、この体験が後にシンをある決意へと導くのです。

 

想いを開放したシンは、不器用にデレ始めました。

合格したウンタクにバッグや香水を贈ったり入学金を立替えたり。

 

ただし彼は、お金は贈るのではなく貸したと言い出します。

 

「毎月5208ウォン(五百円ちょっと)を80年かけて返せ。繰り上げ返済はダメ」

 

彼の真意に気づいたウンタクが笑顔をむけました。

シンは“一生を共に“と告げているのです。

 

「デートしよう♪」

 

ウィンクを飛ばすウンタクにシンも応え二人は初めてのデートに向かいました。

 

「贈り物に愛は入ってる?」

「探してみろ。私は入れたつもりだ」

 

やっと表に出せた本音にウンタクもシンも心からの笑顔を見せあいました。 

別の扉を探して

トッケビ9話のあらすじ

合格祝いにユ・シヌが贈ったカメラを間に走り回るウンタクとドクファ。

微笑ましい騒動を肴にシンは死神と乾杯します。

 

「家に子供がいるのは良い」

「茶房に人が入ってきた件を覚えているか?」

「忘れるわけがない」

「人の意思が茶房の扉が開いた。

だから私も、切実に神の計画を変える扉を探すつもりだ。

探し当てるまであの子といようと思う」

 

神の意志に反する友人の決意を、死神は黙って受け入れました。

認め合う仲となったシンと死神は、乱入したウンタクを間に挟みドクファが持つカメラに満面の笑顔を向けたのでした。

サニーの前世

トッケビ9話のあらすじネタバレ

ある夜、サニーと死神はウンタクとシンを加えてテーブルを囲む事になります。

サニーは初対面の経緯からシンが気に入らず、雰囲気は険悪。

 

更に不遜なシンが油を注ぎ死神もウンタクもヒヤヒヤしていました。

ここで死神がサニーに本名で呼びかけた事から事態は急転します。

 

「キム・ソンさん」

 

サニーもですがシンも顔色を変えました。

シンの妹と同じ名だったからです。

 

本名を名乗った時の記憶を死神に消されていたサニーも驚き「何故知ってるの?」と詰問しました。

ごまかそうとした死神は失敗し引き留めようとしたサニーに手を握られてしまいます。

 

「!」

 

触れた相手の前世が見える死神に、サニーのそれが見えました。

矢に射抜かれ血を流す女性。

 

倒れたその人は、高貴そうな男に無理やり指輪をはめられています。

同じ人物が輿から顔を出していました。

 

外に目を向けるその姿…。

 

妹と同じ名を耳にしたシンは、900年前の記憶を呼び覚まします。

 

  • 花嫁修業で庭を歩くソン
  • 未来の妻をそっと見に来て笑った王
  • 不安気に若い二人を見ていたシン

 

三人の縁がここから明らかになっていく、これがその始まりでした。

トッケビ9話感想

登場人物だけでなく、映像も音楽も全てがハマっているこのドラマが私はとても好きです。

世界観がいちいちマッチしていて言う事がありません。

 

今回は雪景色を背景に向き合う二人の場面が絶品でした。

愛してると言わないシンの告白がかえって切なくて泣けます。

 

幸せを阻む運命が辛いですが想いを確かめ合ったその後がまた笑えて何度も見たくなる回です。

まとめ

ようやく主役四人が顔を合わせました。

シンとサニーの出会いが、死神の時を思い出させますがそれは今後のお楽しみ。

 

次回以降複雑に絡んだ前世の人間関係が明らかになってきて視聴者はハラハラ(汗)

加速する展開を次回もお楽しみに!