ホジュン～伝説の心医～45話のあらすじネタバレをみていきます。
ついにイェジンとソヒョンが、明国の使臣の部屋に連れていかれた。
夜とぎです・・・
イェジンが持参した酸棗仁（さんそうにん、腹痛、不眠に効く薬）を急須にいれようとしたその時、大人（テイン、明の高官のこと）が腹痛で苦しみだした。
とっさにその薬を飲ませたのです。
いっぽう、ジュンは王の狩りに随行医官として同行、落馬の王を治療したが、不吉な出会いが・・・
ホジュン～伝説の心医～45話あらすじネタバレ
イェジンとソヒョンは、明国の使節の部屋に通された。
仕切りの向こう側には、２人の男が密談しているのが見える。
イェジンが酒の急須に酸棗仁を入れようとしたまさにその時、仕切り布の向こう側から、男のうめき声が聞こえた。
そして、あわてた男の声が聞こえた。
「大人（テイン）。
どうしました？」
ソヒョンとイェジンが仕切り布の中に入ると、腹を押さえて苦しんでいる男がいた。
副官らしき男が、
「大人。
大人、どうしたのです？」
と言う。
ソヒョンが
「ご病気で？」
と声をかけると、副官が
「医者を呼べ」
と命じ、ソヒョンが呼びに行った。
イェジンは、そのあまりの痛がりように、
「この生薬をどうぞ。
酸棗仁（さんそうにん）という生薬です。
腹痛に効きます」
と薬を差し出した。
大人は、痛がりながらも、
「なぜ持っていた」
と疑う。
「質問に答えろ！」
と、大人がたたみかける。
イェジンは、
「私は妓生（キーセン）ではなく、医女です」
なおも疑う大人に、イェジンは
「夜とぎを務めるのは死ぬほど嫌でした。
これは眠くなる生薬なので、お酒に混ぜて眠らせ逃れようと思いましたが、苦しむ声が聞こえ思いとどまりました。
不眠にも効きますが、腹痛や下痢の治療にも使います。
信じてください。
嘘は申しておりません。」
と言い、副官が
「大人 お飲みください」
と勧め、大人も酸棗仁を飲む。
内医院のチャン･ジャクが脈診した時には、大人はもう眠っていた。
副官が、
「夜とぎを逃れようと眠り薬を持ち込むとは」
と咎め、イェジンの謝罪を受け
「お前を信用したのは、正直だったからだ。
偽りを感じなかった」
副官は大人の様子を見て、
「眠り薬というのも本当だったな」
と語り、イェジンたちに
「もう下がれ」
と優しい口調で言った。
イェジンが無事に戻ったうえ、使臣が喜びイェジンに褒美がでるとの知らせに、恵民署は涌いた。
その最中にジュンは御医のヤンから呼び出しを受けた。
用件は、王が狩りに出かけるから、その随行医官を務めるように、との命令だった。
狩りの当日。
王は馬を飛ばし、張り切っていた。
本営では、王子たちが遊び、恭嬪や重臣たちが見守っていた。
ソン都提調（トジェジョ）がジュンにこう囁く。
「王様のお供というのは、責任も重大だが医官として将来安泰ということだ。
せっかくの遠出だ。
景色でも眺めながら、羽を伸ばせ」
ジュンは恐縮した。
ところが、
「大監！
緊急事態です」
という声がした。
ソンが、どうしたと訊くと
「王様が落馬なさいました」
しかも大けがを負ったと言う。
重臣たちとともに、ジュンも急ぎ駆け付けた。
ジュンが診察する。
固唾を飲んで見守る側近たち。
大けがであれば、ともに馬を走らせていた自分たちの責任が問われるからだ。
ジュンは、骨折しておらず、鍼を打って湿布すれば数日で治ります、と診断をくだし一同安堵した。
「ご苦労であった」
と、ひとりの武官がジュンに声をかけた。
ジュンは顔を上げて驚いた。
龍川でジュンを捕縛した、あのペ･チョンスだった！
ジュンは気づいたが、相手は気づかぬ様子だった。
チョンスは、ジュンに笑いかけ
「そなたのおかげで助かった」
と言ったが、ジュンは、
「私はこれで失礼いたします」
と言い、
「借りができたな」
とチョンスが言う。
では、と急ぎ立ち去ろうとしたジュンだったが
「ちょっと待て」
とチョンスが呼び止める。
おそるおそる振り向いたジュンに、
「キム･マンギョンを知っているか？」
とチョンスが訊いた。
ジュンが、
「はい、私も恵民署におります」
と答えると、チョンスは
「昔の学友だ。
会いに行くと伝えよ。
私は従事官（チョンサグァン）のペ･チョンスだ」
捕盗庁（警察機構）、チョンスの執務室。
訪ねてきたのは、ジュンの異母兄ソクだった。
ソクは、所属する典医監（チョニガム）に査察が入ることを知り、新任の従事官に賄賂を持ってきたのだ。
チョンスは、
「そなたを見ていると、典医監の腐敗ぶりが分かる。
買収はあきらめるんだな」
と言い渡し、不足なら上乗せすると言うソクを怒鳴りつけ、追い出した。
恵民署にチョンスが現れた！
旧友のマンギョンに会いに来たのだった。
ジュンは、チョンスが借りをぜひ返したいと言っているとマンギョンに強く勧められ、断る口実が見つからず、やむを得ず３人で酒を酌み交わした。
ジュンは中座したが、その後マンギョンが龍川のことを持ち出したため、チョンスはジュンとどこで会ったのかを思い出した。
チョンスは、捜査を開始した。
特に、ジュンの妻の身元を当たれと命じた。
その日から、ジュンの屋敷やイルテの店で不審な男が現れるようになった。
ジュンはヤンテとも相談したが、悩みに悩んだ末、解決法はひとつしか見いだせなかった。
恵民署から帰ったジュンは、年老いた母とダヒの前でこう言った。
「私の過去を知る人が現れました」
ふたりは息をのむ。
母が、それは誰なのかを訊くと、ジュンは
「昔、義州（ウィジュ）の節制都尉（チョルチェドウイ）だった武官で、今は捕盗庁の従事官です。
私が密貿易犯だったことも、両班の娘と結婚したことも知っているようです」
母とダヒ、青ざめる。
ヤンテは部屋の外で心配そうに聴いている。
ジュンの話は続く。
「真人間になれば、過ちは許されると思った。
過去は時間と共に葬れると思ったが、違ったようだ」
ダヒは涙ながらに
「あなたは誰より真面目に生きました」
と、とりなしたがジュンは
「過去は消せぬ。
隠そうとした私が愚かだった。
犯した罪を償うしか・・・」
ヤンテが飛び込んできた。
「それは駄目です。
兄貴、今からでも逃げましょう」
と言うがジュンは
「どこへ？
どこへ逃げる。
家族を連れて、どこへ行けと言うんだ」
と、母・ダヒ・幼いギョムを見て言う。
「逃げ続けられるはずがない」
とジュンは言い捨てた。
ヤンテは、
「自首するつもりですか？
絶対駄目です！
今まで積み上げてきた努力を無にするんですか。
そんなの悔しすぎます」
と涙声で訴えた。
ジュンは
「それが俺の運命だ。
罪を償うしかない。
他に方法がない」
苦痛の表情を浮かべ、こう答えるのでした。
感想
今さら、今さら・・・１０年も前のことを。
ジュン、絶対に自首しないでと思うのみですね・
ダヒの性格だと結婚はすべて私のせいだと、ジュンは身分が回復していることを知らなかったと言って罪をかぶるでしょう。
どうか王様、恭嬪様、ジュンを助けてください・・・
そもそも、ソクを贈賄の現行犯で捕えるのが先なのでは？
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まとめ
イェジンが難を逃れた一方、ジュンには最強の敵が現れてしまいましたね。
捕盗庁の従事官がそ捜査の手が伸びるなか、漢陽近郊で疫病が発生！
次回、ジュンとその家族の運命はどうなってしまうのでしょうか？
そして疫病は収束するのか、それにジュンがどう対応するのかにも注目です。
